No.2 エキサイティングな?アメリカの卒業式
June 1st, 2009 by Sally
アメリカでは毎年5月の終わりから6月の始めにかけては卒業式のシーズン。私は去る1月にすべてのクラスを取り終え春の学期はもう大学にいっていないが、セレモニーは年に1回だけなので、今回が私の卒業式!
私の卒業式は先週、ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック(BAM)のオペラハウスで行われた。マンハッタンにある大きな大学は、ラジオ・シティやマジソンスクエア・ガーデンなんかを使うから、「ニューヨークならでは」だ。
さて、私がアメリカの卒業式に出た感想を一言で言うと・・・面白かった!
日本の卒業式って、荘厳かつセンチメンタルな感じだけど、こちらは卒業生もその家族もその喜びをセーブできないという感じ。
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| まず、会場についてみると、長蛇の列。 式の他に何かのコンサートがあるのだと思ったら、卒業生の家族だった。 これ、家族席は早く来た人から好きな場所に座れるので、みんなやる気マンマンで並んでいたのだ。 |
卒業生の私はその列を抜けて、一足早く会場入り。卒業生控室はセレモニー用のガウンとキャップをまとって興奮した生徒でいっぱい。私も久々にクラスメイトと会ったもんだからおしゃべりが止まらない。
「静かにー!今から式の進行を説明するから、みんな席についてー!!」
大学事務局の人が何度叫んでも、浮かれまくった生徒は耳を貸さない。事務局の人は無理やり説明を終わらせて、私たちは家族の待つオペラハウスへと行進した。
入場するやいなや、今度は卒業生家族による絶叫の嵐。「うおー!」「いえーい!」「ヒューヒュー!」
わが子を呼ぶ親の声も。「ジェニファーーーー!」「マーーーーイク!」
…日本てさ、卒業生が静々と入ってきたら、丁寧な拍手だけで迎えるよね?おかしいな、ここは瀟洒なオペラハウス、BGMはクラシックなのに、盛り上がった場内はまるでヤンキースタジアム。
さすがに、式の始めは静かになり、全員起立で胸に手をあて、アメリカ国歌「The Star-Spangled Banner」を斉唱。(歌詞を覚えていない私は口パク…。今度覚えておかなくちゃ。)
その後、ゲストスピーカーのスピーチまであった静けさも、卒業生代表が壇上に立ったときに破られた。そりゃ仲間の卒業生が黙っちゃいない。「いいぞー!」「よっ、レイチェル!」てな感じで。歌舞伎か、これは!
スピーチにも時々ギャグが出てきて会場は笑いの渦に。その後、司会をしている学長も面白いコメントをするからまたまた笑いの渦に。
そしてピークは卒業証書授与。
全員がステージに行って証書を受け取るのだが、卒業生の名前が呼ばれる度に、その家族が後方から「キャー!」と熱狂の声をあげるのだ。
私の学校は、大学の他に大学院と夜間部もある。その二つには40代、50代の生徒も多くいるので、そういう生徒は親でなく子どもたちが来ている。
だから、卒業生の名前が呼ばれた時、「I love you, mom!(お母さん、愛してるー!)」とか、「Mom, You did it!(ママ、よくやったね!)」なんて息子の叫び声も聞こえるわけ。
それは、すごく微笑ましいんだけど、壇上のお母さんがそこでガッツポーズしたときは、胸がぐっときちゃったな。だって、家族の世話と仕事をしながら学校に通うだなんて本当に頑張っただろうから。
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| (これは、私が証書をもらうところ…しかし、友人が撮った写真、ブレまくり!) |
だから、この瞬間、卒業生のみんなは「ウォー!」と声を上げてみんなでガッツポーズ。周りの家族からも拍手と歓声が湧き上がった。学校によってはここでキャップを投げるのかな、映画でもよく見るけど、私たちはターセルを右から左に引っ張った。
これで式は終了。ステージに座っていた教授陣が先に退場する。カソリックの学校なので、教授陣はみな、ローマ法王のお付きの人か、リボンの騎士みたいな衣装を着ている。自分の卒業式だけど、何か中世劇でも見ているみたい。
オペラハウスから外へ出ると、卒業生と家族でいっぱい。みんなクラスメイトと写真を撮りまくっている。
私はというと、いつも英語を直してもらって一番お世話になったライティング・センターの教授に真っ先に飛んでいってハグ。そのときはたくさんの苦労が蘇ってきて感極まった…。
そしてこれまたお世話になった会計学部の教授ともハグ。言葉の壁がありながらもよくやったねと言われ、目がウルウル…。
しかし、こうやって教授とハグしてほっぺにチューされることも日本だったらないだろうな。私は日本の大学に行っていないからわからないけど、たぶん握手するところ?
よく声をかけてくれたシスターや、留学生なら%ではの苦労話を聞いてくれたアドヴァイザーともハグ・ハグ。クラスメイトともハグ・ハグ。
![]() | ということで、苦労した学生の日々を思い起こせば、もちろん感動の日であったが、センチメンタルのセの字もなく、「なんだ、卒業式ってこんなに楽しいものなのか!」と体感した日であった。 |
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