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  • No.3 19世紀の独立記念日にタイムトリップ!

    July 6th, 2009 by Sally

    7月4日の独立記念日というと、ここ数年必ず大学の夏のテストを控えていて、記念日を満喫できなかった私。卒業した今年は、何か面白いイベントを見たいな、と思って選んだのが“19世紀の独立記念日”!

    向かったのは、ロングアイランドのべスペイジ(Bethpage)という街。ゴルフをする方ならすぐピンと来るだろう、ここはつい先日2009年のUSオープンゴルフが開催された場所だ。

    ここに、Old Bethpage Village Restoration といって、1800年代半ば、南北戦争の少し前に立てられた家々を移築してまとめて保存している場所がある。

    敷地内には、19世紀のままの学校や教会、グロッサリーショップや牧場などが残り、ひとつの村として人々に紹介されている。ここで働くスタッフも当時の衣装を着ているので、日本で言うと、江戸村や明治村のようなもの。

    ここで、南北戦争の終わった年である1865年の独立記念日が再現されたのだ。

    まず、この村に入って目にしたのが、記念日を祝う野球ゲーム。クラシックなユニフォームに身をまとった選手たちが、19世紀当時のルールに従ってプレイ。映画「フィールド・オブ・ドリームス」に出てきた昔のプレイヤーたちを思い出した。


    この頃、グラブはなかったようだ。だってみんな素手でキャッチしているんだもん!見ているこっちが「あいたた・・・」と言いそうになる!

    野球観戦を楽しんでから、お店がいくつかかたまった「ダウンタウン」らしきエリアに行った。そこにバーを見つけたので早速入ってみると、ドリンクメニューはこの3つだけ。

    ルート・ビア(ササフラスという木の根っこで作る。19世紀半ばに登場したらしい。)
    バーチ・ビア(樺の木で作られるビール。ドクターペッパーのようなクセがある)
    ジンジャーエール

    ちなみにこれら、アルコール分はない。つうことはここは酒は禁止なのだね、残念。


    続いてのぞいたのは、子どもたちがキャンディーを買うために集まっていたグロッサリーストア(雑貨屋さん)。お姉さんたちの背後には、生地や糸、ガラス瓶が並び、逆側には、スパイスの缶やお茶、タバコ、小雑誌なんかがあった。まさに19世紀の「コンビニ」だ。


    そうこうしていると、外から何発もの大砲の音が!

    それは、セレモニーの始まりの合図だった。当時の兵隊さんの衣装を着た人たちが広場に集まり、マーチングバンドの演奏に合わせて行進が始まった。

    しかし、仰々しい最初のセレモニーはあっという間に終わり、すぐに群集と兵隊が溶け込み写真撮影が始まった。見ているとどうも国の大イベントというより、コミュニティのお祭りって感覚。

    このユルさこそ、19世紀を再現しているのか?いや、おそらく兵隊さんや売り子さんたちが単に顔なじみの地元のボランティアさんなんだろう。マンハッタンで見るような、プロフェッショナルでコマーシャルなイベントとは違う「ほのぼのさ」があった。


    しばらくしてから、バーの裏手で別なセレモニーが始まった。南北戦争に関しての表彰か何かを再現しているらしい。この間、バンドが演奏していたのがヤンキードゥードゥル(Yankee Doodle)というアメリカ独立戦争時の愛国歌。

    タイトルは知らなかったが、曲を聴いたらすぐにわかった。この曲、日本では「アルプス一万尺」である。

    私が「♪アルプス一万尺~」と口ずさんだら、一緒に行ったアメリカ人の友人が「わお、この曲知っているの?」と喜んだ。が、歌詞を訳してあげたらショックを受けた。だってねえ、「アルペン踊りをさあ踊りましょ」なんて意味不明の歌詞だもんねえ。

    しかも、正しい歌詞で「小槍の上で」って箇所を、私はずっと「子ヤギの上で」だと思っていたんだよねー。アルプスが日本アルプスのことなのは知っていたけど、頭の中では、スイスのアルプスでヤギの背中でハイジがくるくると踊っているイメージが。

    ま、正しく日本の歌詞を伝えたところでたいした違いはない。そもそもこの曲、アメリカでも愛国歌であると同時に、イギリス軍がヤンキーたち(アメリカ軍)を馬鹿にした替え歌の方が有名だそうだから。


    記念日のイベントだけでなく、ここでは、はた織りやさん、帽子やさん、ほうきやさんなどの職人さんのお店や、当時の民家の中も見学できるので面白かった。


    ちなみにこれ、ある民家の裏手にあったトイレ。(昔の日本と同じで母屋から離れている)


    穴が3つ並んでいるんだけどさ、3人並んで用を足すわけ~?それとも、大と小で分けて、コンポストに利用していたとか?じゃあ残り1つは何?むー、使い方までは現場で聞いてこなかった。

    もひとつおまけは、グロッサリーショップの倉庫で見つけた古ーい木箱たち。一番上の箱に、Japan Teaと書いてあるのが見えるだろうか。


    実は、日本との戦争で輸入が中止されるまでは、緑茶は紅茶と同じくらい一般的に飲まれていたそうだ。右に重なっているのはウーロン茶の箱で、これも好まれていたとのこと。

    へ~。でもアメリカ人はその時から緑茶に砂糖入れて飲んでいたりして?寿司屋でお茶を出されて「砂糖をくれ」と言うアメリカ人、結構いるもんね。

    現代からタイムトリップして迎えた独立記念日、楽しめたと同時にとってもよい歴史の勉強にもなった。ここでは秋には収穫祭が開かれるらしい。19世紀の収穫祭、またまた気になるぞっ。敷地内のオーガニック・ファームには動物もたくさんいるのでお子さま連れにもお勧め!

    Old Bethpage Village Restoration
    1303 Round Swamp Road
    Old Bethpage, NY 11804
    (516) 572-8400


    Sally, ブログも書いています! 
    NY日記COLORS http://nycolors.exblog.jp

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    3 Responses to “No.3 19世紀の独立記念日にタイムトリップ!”

    1. ryou Says:

      Old Bethpage Village Restoration の存在を初めて知りました。
      面白いですね。
      昔、CAにあるCalico Ghost Town という西部劇に出てくるような町を再現した観光地に行ったことを思い出しました。
      再現した時代の違いか、西部の鉱山町と東部の違いか、かなり雰囲気が違う気がします。
      Old Bethpage Village Restoration の方が垢抜けていてセンスが良いです。lol xD

      ちょっとしたエピソードも書かれていて楽しい時間が伝わってきました。
      読んでいて笑顔になります。
      フォトも良いです。
      僕はこういう記事が大好きです。

    2. Sally Says:

      ryouさんコメントありがとうございました。NY周辺のイベントにちょこちょこ行きますが、やはり建国の雰囲気が残ります。西部は西部で独特の雰囲気がありますよね!Calico Ghost Townも行ってみたいです。この夏にまたどこか新しい場所に出かけたらぜひ紹介したいと思っています!

    3. ryou Says:

      ur welcome :)
      僕はSally さんの書く記事が本当に好きです。
      次の記事が楽しみです。:D

      ブログを見ると忙しくて大変そうですね。
      でも、Sally さんなら乗り越えられると思っています。

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