No.16 紺碧のマ州から、赤いケネディもどきが?
January 11th, 2010 by Kay Ohara
ボストンを中心地とするマサチューセッツ州といえば、アメリカ大陸に一番最初にイギリスを追われた清教徒たちがボートで乗り付けた場所で、今も松阪投手のいるレッドソックスの本拠地として、あるいは、ハーバードやMITなどの有名大学のお膝元として、ニューヨークに継いで日本人にもある程度なじみのある場所だろう。
アメリカを共和党支持の赤い州、民主党支持の青い州に塗り分けるとしたら、マサチューセッツは建国以来ずっと青、しかも水色や紫がかった青ではなく、深い真っ青な色になるだろう。
周辺のニューイングランド地方の人たちは、代々政治家を輩出したケネディ家の人たちを敬愛していて、昨年テッド・ケネディ上院議員が亡くなったときは本気で悲しがっていた。
そのケネディ家の人々も代々民主党一筋で、お金持ちになった途端共和党に鞍替え、というありがちな選択をとらなかったぐらいだ。
さて、そのケネディ上院議員が亡くなったあと、各州に2人と決められている議席が空いたので、補充選挙をすることになった。
民主党からはずっとAttorney General法務長官を務め、州民にも認知度が高かったマーサ・コークリーが出馬。AG時代から果敢にウォールストリートの汚職や、児童虐待と戦う姿勢が評価され、当選間違いナシ…と安心していたのが仇になったのかもしれない。ギリギリになって共和党が出してきた候補が着々と支持票を伸ばしていると聞いてびっくりした。
そのスコット・ブラウンという候補がまた香ばしいというか、ありえない人選でありえないキャンペーンを展開してきた。
なんと、ちょっとケネディ似(よく見ると全然似てないけど)の容貌を武器に、ヌードを披露して(誰の?)票を伸ばしているというのだ。
コスモポリタン誌に載ったこの写真、実は学生時代に小遣い稼ぎに撮ったものだというが、ケネディー一家の政治理念とは全くかけ離れた政策をとる、いわば敵のような共和党の候補がもしかして当選するかもしれない、と聞いただけで虫酸が走った。

PHOTO : Tzpkcht Kzmsrskstlrz
母子家庭で育ち、スポーツ万能、そして愛娘のエイラは、人気番組「アメリカン・アイドル」に出ていたということで、人気はあるようなのだが、彼がマサチューセッツ州で接戦になるほど票を伸ばすこと事態が信じられない。アメリカ人ってなんだかんだ言って、白人男に弱いのね、と溜息が出る。
テッド・ケネディを支持し続けてきたのも、彼が尽力した社会の弱者のセイフティーネット構築に共感したんじゃなくて、ケネディという苗字のせいだったのか?
ちょっとマサチューセッツに幻滅しかけているこの頃なのであった。
(後日談:直前のアンケートでは、ディベートで勝ったとされるコークリー候補が支持率で15%の差をつけたときいて、ホッとしているところ。)
(スコット・ブラウンが昔ヌードで出ていたコスモのページ)
http://www.cosmopolitan.com/celebrity/news/scott-brown-nude-in-cosmo
(地元紙の上院議員選挙のページ)
http://www.boston.com/news/politics/2010/senate_race/














