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  • スーパーシャキ対戦~黒き灼熱のセレナーデ~『ボーン・アルティメイタム』

    November 19th, 2007 by Bliss Appledore

    既におなじみ「盗まれた過去」を探し続ける男、ジェイソン・ボーン。 自分は何者なのかが知りたいだけなのに、どうやらそれは某組織にとっての黒歴史。
    過去に近づけば近づくほど、正比例で急上昇する身の危険、ついにはインドで隠匿生活。

    そんな中、心のよりどころだった恋人・マリーすらも、自分の身代わりとして失って…。

    ジェイソンくん、ブチギレ金剛化。

    …おどれ、こうなったら何が何でも俺の過去を取り戻したる、特殊エージェント(=スーパーシャキ)の意地と根性見せたるわ!
    今からガタガタ言っても遅いんやで!!! 自分、ケツまくらんときや!!!!!

    そんなジェイソンくんの、超やる気まんまんバトル=三部作最後の1本「ボーン・アルティメイタム」でしてヨ。

    今まで大人しくしてた分を取り返すかのように、攻める攻める攻める、とにかく攻めまくるジェイソンくん!

    その姿はなぜーか、清々しくすらも…。

    元々、ボールペン1本あれば、密室の拘束をも抜け出すことが可能な男、そいつがマジになったらもう大変。
    料理本から扇風機まで、コイツにかかったら最後、武器にならないモノなぞナシ!!! 
    お見事過ぎる攻撃に「スゲエ」連発ですって。

    某組織が差し向けた暗殺者なんぞ、片っ端からご退場願っちゃうからネ。

    それなのに、取りあえずはマリーの兄のところに、かの女の死の顛末を伝えに行くのが、かれのお人柄。前回も自分が初めて殺しちゃった人物の遺族である女の子(在ロシア)に、謝りに行ってたよネ。

    この「やりたくてやってるエージェントじゃねーんだよ…」っちゅー、ジェイソンくんの哀愁ただよう「やさしさ成分」…コレと、実際にかれ自身が持ってる「スーパーシャキ・パワー」のアンビバレンツこそ、このシリーズの見所ですモン。

    その人間くさーいところに、観てる方もすっかり肩入れしちゃう…ってワケなのネ。

    無論、今回もまた、可能な限り人を殺さないように…っちゅーバトル方針を貫くジェイソンくん。

    しかーし、あまりに思い通りにならないがために、某組織が下した決定は…「なびかぬなら、殺してしまえ、ジェイソン・ボーン」。

    差し向けるスーパーシャキ軍団に命ずるは、無論、ジェイソンくんの完璧なる殺害!
    周囲を巻き込んじゃっても「本人さえ死ねばおかまいなし」の自己中エージェントが、後から後から出てくる出てくる!!

    ってそんなモン、いつまでも「殺さずのココロ」でかわせるワケもありませんがな。

    その不本意な結果に苦悩するかれを慰めるのは新しい女…じゃなくって、前回でおなじみの「仏頂面ニッキー」(笑)

    前回は「怒れるジェイソンくん」の迫力に、マジ泣きまで追い込まれたニッキーも、今回は仏頂面の本領発揮! いつかのワタシじゃなくってヨ。

    でもって、かの女の上役でもある、パメラおばさんも再登場。
    かの女のお見事な皺取り術…じゃなくって、大立ち回りも、とくとご覧になるがよくってヨ!

    今回もまた、世界中をかけずり回る物語の最後の舞台は、何とマンハッタン。
    「コイツ、首が金属で出来てるんじゃね?」とすら思える、あまりに追突されまくりのカーチェイスったらもう、観てるこっちの首や肩が痛くなるっつの。

    ああ、マジで首こった。いやあ、タクシーって丈夫なのネ。

    そのカーチェイスの勢いのまま、ジェイソンくんの過去と未来を道連れに突っ込むクライマックス、遂に交錯する、盗まれた過去と黒歴史…。

    この作品、実は前作「ボーン・スプレマシー」と、キッチリと繋がってるのネ(監督さんも同じヨ)。
    そう、あの最後にジェイソンとパメラが電話で話すシーン、そこに至るまでのドラマが、作品の前半部分になってるの。

    一見、何のつながりも見えないような方向から、あのシーンに繋がる経緯は、実に観ごたえあるヨ。

    つまり、ニッキーとジェイソンくんは、数週間も経ってないうちの再会してるワケで…そう考えると、ドラマの緊迫感も増しまくりってモンです。

    だからもう、是非とも「ボーン・スプレマシー」を予習で観て行ってネ。
    カール・アーバンも出てるし、その、何、とにかくキリル(=カール)がカッコいいから、観なさい、観なさい、観ておきなさい!!!

    今回は、工作員的ハイテクギアとして「銃に搭載するカメラ」ってのがあるのネ。
    その仕掛けがしてある銃を持つと、エージェントが見ている光景が、映像として記録されるワケ。

    で、同時にワイヤレスで飛ばされたその映像を、受信した本部が観ることで、現状をすぐに把握する…ってシロモノなんだケド、これの使い方は結構、面白いヨ。

    それも含めて、相変わらず、ハンディカメラで撮影したかのような「揺れる映像」になってるんで、車酔いしやすい方はご注意ネ(笑)

    男の哀愁度 ★★★★
    スーパーシャキ度 ★★★★★


    レーティング・ブリPG(戦闘シーンはあるケド、流血ほとんどナシ、流血が苦手でも大丈夫。)

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