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	<title>NY Niche &#187; セレブの小部屋</title>
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	<description>ニューヨークからプロライター達がお送りする、「ここだけ」のおもしろ情報。</description>
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		<title>No.63 私のツイートに応答してくれたオノ・ヨーコさん</title>
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		<pubDate>Mon, 02 Aug 2010 18:14:20 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Yuka Azuma</dc:creator>
				<category><![CDATA[セレブの小部屋]]></category>
		<category><![CDATA[アメリカ生活]]></category>
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オノ・ヨーコさん。
彼女ほど有名でユニークで個性的で強力な影響力を持つ日本人が、他にいるだろうか。

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<p>
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/08/celeb63_1.jpg" alt="" title="" width="400" height="245" /></p>
<br />
オノ・ヨーコさん。<br />
彼女ほど有名でユニークで個性的で強力な影響力を持つ日本人が、他にいるだろうか。<br />
<br />
ビートルズのジョン・レノンに心底、愛され、彼を３人目の夫にした日本人女性。<br />
彼の分身となり、世界の歴史に残るミュージシャンの横に仕事中でもぴったりと寄り添うヨーコ・オノは、ビートルズを解散させた女性として世界から冷たい目で見られていた時期もある。<br />
<span id="more-3122"></span><br />
ヨーコはただの有名人の妻ではなかった。<br />
世間からなんと言われようと気にすることなく発言し、マイペースで、彼女らしい前衛的なアートを披露し、ビジネスを展開し、夫も社会も変えていった。<br />
<br />
1980年、隣に寄り添っていたジョン・レノンが射殺され、世界の同情を集めた彼女は、その後も私たちの目の前から消えることはなかった。<br />
ジョンの遺志を継ぐように彼のアートや思想を世界に発信し続けたヨーコさんは、彼のファンからも尊敬されるようになった。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/08/celeb63_2.jpg" alt="" title="" width="400" height="392" /><br />
&copy; Annie Leibovitz<br />
この写真撮影の数時間後にジョン・レノンは射殺されることになる。</p>
<br />
そして近年、ヨーコ・オノからインスピレーションを受ける新しい世代の若者が増えている。<br />
<br />
70代になっても素敵にミニスカートをはきこなす彼女は、ますますパワフルになっていくのだ。<br />
同性婚を奨励する楽曲（Every Man Has A Man Who Loves Him）を全米ダンス・チャートに71歳で送り込み、ナンバー1に輝かせてしまう、すごいおばちゃまだ。<br />
<br />
今年2月、NYブルックリンのBAMで開催された「プラスティック・オノ・バンド」のコンサートでも、はつらつとした彼女は多くの人々を感銘させた。<br />
<br />
息子ショーン・レノンから母親ヨーコさんへの誕生日プレゼントとして企画されたコンサートだったが、舞台に一緒に立つ親子の姿にも、ジョンを思い出す平和への想いがこもった楽曲「Give Peace a Chance」にも、胸が熱くなった。<br />
<br />
「40代になっちゃったわーと嘆く人がいたりするけれど、そういう人たちに言うのよ。心配しないで、ってね。私は77歳になるのよ」<br />
と、コンサートでさらりと語った彼女。<br />
若い人たちに囲まれて若々しくパフォーマンスを披露する彼女からは、年をとることへの希望さえ与えられた。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/08/celeb63_3.jpg" alt="" title="" width="400" height="509" /><br />
&copy; Frank Barratt/Getty Images<br />
1969年ロンドン。ペトナム戦争に反対するジョンとヨーコのプロテスト。<br />
このサインを使っていまもヨーコさんが世界平和を訴えている。</p>
<br />
ヨーコさんは77歳のいま、彼女とジョンが平和のためにやった「ベッドイン」さえ知らない若い世代ともコミュニケーションをとっている。<br />
<br />
彼女はtwitterもfacebookもmy spaceもやっているのだ。<br />
<br />
「会話を持てる良い機会だから」と、オンラインのソーシャルネットワークを通じても積極的にメッセージを発信し、一般人からの声にも耳を傾ける彼女。<br />
<br />
ヨーコさんは毎週金曜日、「興味深い質問をして」と、ツイートする。<br />
そして毎週、一般人からの10～15の質問に応じている。<br />
<br />
私は2009年12月、オバマ大統領のノーベル平和賞の受賞スピーチで、彼が正義の戦争を弁明する意を述べたことに怒っていた。<br />
戦争をしている両側に言い分があり、それぞれが「正義の戦い」だと感じているのに。戦争を正当化しているうちは、戦争がこの世からなくなりはしないと、私は嘆いていた。<br />
<br />
それで戦争反対のヨーコさんがどう受け止めたのかを知りたくて、私は彼女にこうツイートした。<br />
<br />
<strong><em> “What did u think of Obama’s Nobel Peace award speech?  I’m upset, wondering what we can do w/people justifying war”</em></strong><br />
<br />
<em>（オバマのノーベル平和賞の受賞スピーチをどう思いましたか。戦争を正当化する人たちはどうしたらいいものかと考えて、私は憤りを感じています）</em><br />
<br />
すると、ヨーコさんは私の質問への回答を彼女のサイトに掲示してくれたのだ！<br />
<br />
<strong><em>“We have to be very patient, and very, very supportive.  After all, he’s the only one we have.  Pulling his legs at this point is not going to do any good for us.”</em></strong><br />
<br />
<em>（私たちはうんと忍耐強くならなきゃならない。そしてうんとうんとサポートしていかなきゃならない。結局は私たちには彼一人しか頼れるひとはいない。いまこの時点で彼の足を引っ張ることは私たちにとって何のためにもならないことだから）</em><br />
<br />
私はオバマ大統領を支持し続けようと思い直した。<br />
共和党大統領がまた政府をリードするようになったら大変なことになる。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/08/celeb63_4.jpg" alt="" title="" width="400" height="533" /><br />
Happy Xmas (war is over)は1971年のジョンとヨーコの楽曲。<br />
そのメッセージ「望めば戦争は終わる」は、世界に発信されている。</p>
<br />
その後、私はまたオノ・ヨーコさんに聞きたい質問を抱えたのだった。<br />
<br />
今年６月、世界的に禁止されている商業捕鯨の再開がIWC総会で検討されることになった。<br />
私はどうしても日本人である彼女の意見が知りたくなり、また彼女にツイートを送ってみた。<br />
<br />
<strong><em>“What is your thoughts on lifting the ban on commercial whaling? I’m really curious to know…”</em></strong><br />
<br />
<em>（商業捕鯨の再開について、どう思いますか。是非ともあなたの考えを知りたいのです）</em><br />
<br />
すると、またやもヨーコさんは私のツイートに応答してくれたのだ!<br />
<br />
<strong><em>”I think whales should not be hunted, harmed or killed. I am also concerned about dropping bombs and maiming and killing innocent people. What are we doing about that? Are we trying to avoid that issue, and concentrate our minds on things that are easier to stop? I think both are important issues.”</em></strong><br />
<br />
<em>（鯨は捕獲されたり危害を受けたり殺されるべきではない、と私は思います。また私は爆弾を落としたり重傷を負わせたり罪ない人を殺したりすることにも懸念を抱いています。それについて私たちは何をしているのか。その問題を避けて、簡単に止めることができる問題だけに集中しようとしているのか。私はその両方共、重要な問題だと思うのです）</em><br />
<br />
世界平和を訴える日本人は多いと思う。でも鯨を守ろうと声明する日本人は少ない。<br />
私は彼女がその両方を訴えてくれる人であることに感謝した。<br />
そして、ほんの一時でも、オノ・ヨーコさんと関わりを持ったことに興奮した。<br />
<br />
でもじつは、２０年以上も前に、私は彼女に会ったことがある。<br />
<br />
ジョン・レノンのスケッチ画アートがロスアンジェルスのビバリーヒルズのギャラリーで展示されたときだ。<br />
アートオープニングに参加した私は、すぐ目の前に立つ小柄な彼女に歩み寄り、元気よく日本語で挨拶した。<br />
「こんにちは！」<br />
<br />
ヨーコさんは私を見ると「Hello」と、英語で返してきた。<br />
<br />
アメリカに引っ越したばかりで、日本人と英語で会話することに慣れていなかった私はすごく驚いて、その一言に、ひるんでしまったことを覚えている。<br />
いま思うと、なんと、もったいない。ハローと言われただけで彼女の前からそそくさと退散してしまったなんて。<br />
<br />
それから時が流れ、いまや彼女と英語でツイートし合うようになったのだ。<br />
<br />
<br />
Copyright: 2010 Yuka Azuma/あずまゆか<br />
<br />
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		<title>No.62 スーザン・ボイルに続け！TV『アメリカズ・ゴット・タレント』で会場を湧かせた日本人ミュージシャン、アーサー・ナカネ</title>
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		<pubDate>Tue, 06 Jul 2010 21:04:19 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Yuka Azuma</dc:creator>
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24年前、ロスアンジェルスのスタジオで日本語の吹き替えナレーションの仕事をしたときに私の監督になったのが、アーサー・ナカネさんだった。

彼からもらった名刺には、複数の楽器を演奏する男性の漫画イラストが入っていて「 [...]]]></description>
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<p>
24年前、ロスアンジェルスのスタジオで日本語の吹き替えナレーションの仕事をしたときに私の監督になったのが、アーサー・ナカネさんだった。<br />
<br />
彼からもらった名刺には、複数の楽器を演奏する男性の漫画イラストが入っていて「ワン・マン・バンド」と書かれていた。<br />
通訳や翻訳の仕事もこなすが、じつはアーサーさんは彼一人で結成するバンド“ワン・マン・バンド”のミュージシャンだった。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/07/celeb62_1.jpg" alt="" title="" width="350" height="233" /><br />
サンタモニカ・ビーチで演奏するアーサー・ナカネ氏<br />
PHOTO :  Mawele Shamaila</p>
<span id="more-3011"></span><br />
時折、ロスアンジェルスの路上で演奏する彼の姿を見た。<br />
立ち止まって彼の演奏に聞き入る人たちは、みんな微笑みを浮かべていた。中にはお腹を抱えて爆笑する若者もいた。<br />
一人でいくつもの楽器をこなす日本人。みんなが感服したが、音楽だけではなく彼の喋りも楽しかった。<br />
<br />
「なぜ、色の違う靴下を履いているの？」と、傍聴者に聞かれて<br />
「穴が開いてない靴下を選んだら違うペアになったんだ」と答えた彼に、私も大笑いしたものだ。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/07/celeb62_3.jpg" alt="" title="" width="450" height="354" class="alignnone size-full wp-image-3016" /><br />
LAのリトル東京でストリートパフォーマンス中<br />
PHOTO :  Julie Wolfson/ LAist </p>
<br />
私はニューヨークへ引っ越し、アーサーさんを目にすることはなくなったが、私たちはよく電話で話すようになった。<br />
<br />
ビートルズのファンである彼が、ポール・マッカートニーの娘ステラ・マッカートニーの催しで演奏することになった話を聞いたときには一緒に喜んだ。<br />
<br />
そして、２００８年１２月、彼が愛情こめて手作りしてきたワン・マン・バンドのギアがすべて盗まれたという悲報を聞いたときには心を痛めた。<br />
<br />
装置が壊れては直しを繰り返して、長い「ワン・マン・バンド」歴を積んできた彼である。<br />
１９７０年にドラム・マシーンを購入してバックグランドに使用し始めたときに「ワン・マン・バンド」と呼ばれるようになったのが始まりだった。<br />
<br />
彼は２つか３つの楽器を同時に演奏する方法を探求し始め、１９７２年にシンセサイザーを購入して足で弾けるキーボードへとカスタムメイドした。それにハーモニカを追加してからは「ワン・マン・バンド」と名乗るようになり、１９７５年にいまのスタイルが確立されたという。 <br />
<br />
そのギアが目の前から消え失せても、彼は諦めなかった。彼はまた少しずつ楽器を集め、世界に１つしかないアーサー・ナカネのワン・マン・バンド・ギアを再生したのだ。<br />
<br />
「僕がストリートで演奏するのは若いカップルに何かを与えるため。<br />
人生で思い出を作っている最中の若い人たちにアドバイスを与えたいんだ。<br />
その二人がそこにいるだけで、それが僕のベストステージになる」<br />
<br />
そんなことを語るアーサーさんだ。<br />
<br />
演奏の合間に、人生へのアドバイスをも語るアーサーさんに感動する人は多い。ただの通り行く人であった傍聴者から「貴重なアドバイスをくれた。考え方を変えてくれた」とメールをもらうこともある。<br />
<br />
「ただ、お金の面では辛い」と、語るアーサーさん。<br />
<br />
ワン・マン・バンドのセットアップ、そして片付けにも３時間近くかかる長時間労働の上、バッテリー代や駐車代などの経費。道行く人からのチップだけでは赤字にもなりかねない。<br />
<br />
それでも、アーサーさんは毎週末、多くのギアを車に積み込んでサンタモニカやリトル東京へと出かけては、道行く人に彼の哲学や希望や楽しいときを与えているのだ。<br />
<br />
私はいつもそんな友人の献身さに心を打たれる。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/07/celeb62_4.jpg" alt="" title="" width="450" height="358" /><br />
LAの桜祭りで路上でパフォーマンスするアーサー<br />
PHOTO : Dustin Huang</p>
<br />
そして、今年６月３０日。アーサーさんは全米の脚光を浴びた。<br />
全米ネットワークの人気番組「アメリカズ・ゴット・タレント」の出場者として、ミュージシャン歴４７年の日本人男性アーサー・ナカネがテレビ出演を果たしたのだ！<br />
<br />
彼は以前も「ジミー・キンメル・ライヴ！」などのテレビ番組に出演している。<br />
でも、今回は世界が注目する公開オーデション番組である。<br />
<br />
イギリスの「ブリテンズ・ゴット・タレント」が生んだスター、スーザン・ボイルに続くスターは誰か？　そのアメリカ版であるタレント番組だ。<br />
<br />
賞金百万ドル、そして何よりも注目を浴びる機会を求めて、全米から気が遠くなる数の出場希望者が集まり、その中から選び抜かれた人たちがテレビ出演を果たしたのだ。<br />
<br />
彼らは俳優兼ラッパーのニック・キャノン（マライア・キャリーの夫）の司会のもと、３人の審査員ピアズ・モーガン、シャロン・オズボーン、ハウイ・マンデルと観客の前で芸を披露し、２次オーデション開催地ラスベガスへと進出する機会を狙ったのだ。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/07/celeb62_2.jpg" alt="" title="" width="350" height="234" /><br />
人気テレビ番組「アメリカズ・ゴット・タレント」の審査員たち<br />
（左より）ピアズ・モーガン、シャロン・オズボーン、ハウイ・マンデルも<br />
アーサーのショーを楽しんだ<br />
PHOTO : 2010 NBC Universal Inc.</p>
<br />
７３歳の日本人アーサー・ナカネは、この舞台で観客から大喝采を受けた。<br />
<br />
「僕がやっていることは誰でもできる。これは、あなたでもできることだ。<br />
僕に才能があるからやっていると思われるのは嫌だ。才能なんて誰でも持ち備えているものなのだ。<br />
これはあなたができることなのだと伝えたい」<br />
<br />
と、アーサーさんは観客に訴えたのだ。<br />
<br />
観客はまるでオバマ大統領を応援するかのように「イエス、ウィ・キャン！（私たちはできる！）」と総立ちになって合唱し出した。<br />
じつは、観客は彼が演奏を始める前からアーサーさんに魅了されてしまったのだ。<br />
<br />
通常の出場者は３０秒から１分程度のインタビューをされるのだが、アーサーさんだけは審査員たちが彼に興味を示して長く続いた。<br />
<br />
テレビではその全てが映されていないが、彼は日本から渡米し、６人の子供を育てながら夜にはナイトクラブで演奏をして１０年かけて大学を卒業し、努力でここまできた人生ストーリーを舞台で語ったのだ。<br />
<br />
音楽の才能があるからやってきたわけではない。サバイバルのためにやってきたのだ。<br />
「多分、できるんじゃないかな」では、ダメだ。「多分」では子供６人は育てられない。<br />
<br />
オプションではなく「イエス、できるのだ」と言い聞かせなければ、ここまでやってこれなかった。彼はそう語ったのだ。<br />
<br />
彼は観客の前で、３つのDの単語“Direction（目標）”“Determination（決意）”“Dedication（献身）”が、最も大切だと説いた。<br />
<br />
つまり、「なにかになりたい」「なってみせる」「なるまで頑張る」という３本柱があれば、なんでも可能である、ということだ。<br />
<br />
観客は彼の教えに総立ちで拍手喝采し、「イエス・ウィ・キャン！（ええ、私たちはなれる！）」と、叫び続けたのだった。<br />
審査員のハウイは「セミナーのようになってきたな」とジョークを飛ばしたという。 <br />
<br />
彼がいよいよワン・マン・バンドを披露したときには、審査員たちや観客が目を輝かせていたのも無理はない。<br />
<br />
<p class="pic"><object width="450" height="278"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/MfiLc0vGou0&amp;hl=ja_JP&amp;fs=1?color1=0xe1600f&amp;color2=0xfebd01"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/MfiLc0vGou0&amp;hl=ja_JP&amp;fs=1?color1=0xe1600f&amp;color2=0xfebd01" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="450" height="278"></embed></object></p>
<br />
そしてハウイが彼の芸に「ノー」と評したときには、観客からブーイングが起きたのも頷ける。<br />
<br />
そのあとシャロンが感動した様子で「あなたとラスベガスで一緒に過ごしたいの。だから、イエス」と判決したときには、観客は大喜びで、またもや「イエス・ウィ・キャン」が絶唱されたのだ。<br />
<br />
そして、キツイ判決を出しがちなピアズからは「あなたの献身さと勤勉さを称えてラスベガスに送ろう」と判決がでた。<br />
アーサーさんが説く“３つのD”があれば何でも可能であることが証明された瞬間だった。<br />
<br />
会場は大いに湧いた。<br />
そして、アーサーさんはラスベガスへと旅立った。<br />
<br />
Copyright: 2010 Yuka Azuma/あずまゆか</p>

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		<title>No.61 不思議な鉄男、エリック・ボシックとの出会い</title>
		<link>http://www.nyniche.com/archives/2915</link>
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		<pubDate>Mon, 07 Jun 2010 20:15:03 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Yuka Azuma</dc:creator>
				<category><![CDATA[セレブの小部屋]]></category>
		<category><![CDATA[アート]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
		<category><![CDATA[セレブ]]></category>
		<category><![CDATA[映画]]></category>

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塚本晋也は世界中にカルト的なファンを持つ日本人映画監督だ。
怒りによって男の体が鉄になるという衝撃作『鉄男』（89年）は、ローマ国際ファンタスティック映画祭のグランプリ受賞作。
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<p>
塚本晋也は世界中にカルト的なファンを持つ日本人映画監督だ。<br />
怒りによって男の体が鉄になるという衝撃作『鉄男』（89年）は、ローマ国際ファンタスティック映画祭のグランプリ受賞作。<br />
そして続編『鉄男II／BODY HAMMER』（92年）もタオルミナ国際映画祭審査員特別賞など多数の賞を受賞。<br />
<br />
世界のフィルムメーカーたちに影響を与え、あのクエンティン・タランティーノも『鉄男』ハリウッド版を製作したいと、塚本監督に名乗り出た。<br />
<br />
ところが、塚本監督は製作・監督・脚本・撮影・照明・美術・編集を自分でやってのけるこだわりのフィルムメーカーで、自分の思い通りの作品を追求したいがためハリウッドからの誘いにのらずに自分で英語版『鉄男』を製作した。<br />
<br />
それが、この新作『鉄男The Bullet Man』である。<br />
<span id="more-2915"></span><br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/06/celeb61_1.jpg" alt="" title="" width="450" height="318" /><br />
『鉄男 THE BULLET MAN』シネマライズ他全国公開中<br />
（C) TETSUO THE BULLET MAN GROUP 2009</p>
<br />
前作の続編でもリメイクでもない、新たな『鉄男』が世界デビューしたのだ。<br />
第42回シッチェス・カタロニア国際映画祭で名誉賞受賞。<br />
また、S・スピルバーグ、G・ルーカス、M・スコセッシなどの選出委員が「最も期待される外国映画」を選出する第1回グリーンプラネット映画賞では「2010年に最も期待される国際アクション映画」受賞に輝いた話題作。現在、日本で公開中だ。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/06/celeb61_2.jpg" alt="" title="" width="450" height="319" /><br />
『鉄男 THE BULLET MAN』　配給：アスミック・エース<br />
（C) TETSUO THE BULLET MAN GROUP 2009</p>
<br />
インダストリアルバンド「ナイン・インチ・ネイルズ」のトレント・レズナーも塚本晋也監督のファンで 、なんとエンディングテーマを提供した。<br />
<br />
この楽曲を織り込むためにエンディングを丸々作り変えた『鉄男The Bullet Man』は４月19日に再完成したばかり。その作品の初上映が、４月25日、ニューヨークのトライベッカ映画祭でのプレミアだった。<br />
『鉄男The Bullet Man』のアメリカ・デビューに、塚本監督と「鉄男」であるアンソニー役を演じたアメリカ人俳優エリック・ボシックが日本から駆けつけた。<br />
<br />
でもじつは、無知な私はトライベッカ映画祭に日本から出展された雄一の作品であるということ以外、何の期待もせずにプレミア会場のイーストビレッジの映画館に足を運んだのだった。<br />
<br />
ところが、このプレミアの日は、私にとって忘れられない衝撃の晩となった。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/06/celeb61_3.jpg" alt="" title="" width="450" height="342" class="alignnone size-full wp-image-2919" /><br />
塚本晋也監督と主演俳優エリック・ボシック<br />
NYで開催されたトライベッカ映画祭プレミア会場にて<br />
（C) TETSUO THE BULLET MAN GROUP 2009</p>
<br />
ハードでスピリチャルなライブコンサートに行ったような衝撃だった。体と魂が震えるような快感。<br />
私はバイオレンス映画は嫌いだし、怖い映画も苦手。なのに、作品の独自のビジョンと音響に感動し、上映後には塚本監督を「先生」と呼んでいた。<br />
どんな大先生であろうとも、自分の学校の教師以外の人を「先生」呼ばわりしたことなど一度もない、ふてぶてしい私がだ。<br />
<br />
上映後には、さらなる衝撃を受けた。<br />
２名の報道員と共に、私は近くのレストランで食事をしながら監督とエリック・ボシックにインタビューをした。<br />
映画では 「ヤツ」という末恐ろしい役柄を演じて私を恐怖に震わせた監督が、じつは気さくで人の良い優しい方だったのもビックリしたが、なによりも驚かされたのは「鉄男」となるアンソニーを演じた主演俳優エリック・ボシックだった。<br />
<br />
アンソニーは日本人とのハーフという設定だが、実際の彼は映画とは全く違う風貌で、れっきとした外人だ。<br />
<br />
でも東京にもう１１年、住んでいて、米国には５年弱しか住んだことがないからか、どうもアメリカ人のバイブが彼からは伝わってこない。<br />
英語の発音もアメリカ人っぽくないし、なんだか不思議なイケメンだなあと思っていると、談話するうちに、もっともっと不思議な側面がでてきた。<br />
<br />
「怒りが増して、兵士相手に自分の武器で戦えば戦うほど、僕はオーガズムを感じる、と脚本に書いてあった。<br />
僕は武器を放つ度にオーガズムを感じるんだ」<br />
<br />
と、彼がコメントを放ったときには、夜も更けており、ワインを飲んでいる私は「オーガズム」という言葉に敏感にニタニタと反応した。<br />
<br />
同席のみんなも「オーガズム！？」と湧いたのだが、彼だけは真面目な顔で「ああ。戦うためのDNAがプログラムされているキャラクターだが、僕はその怒りを押さえて殺さないように努力したのだ」と、話し続ける。<br />
<br />
そして、オーガズムの話が「それは自分にとっては、仏教の教えだった」と、仏教の“四諦の法門”の話へとシフトしていったのだ。<br />
<br />
「人生は苦悩だということ。つまり苦悩の中に生まれ、病んで、苦悩に死ぬ。その苦悩から情熱が生まれる。苦悩から脱したい、というところからね。<br />
それで、瞑想をして精神修行をすることで苦しみは半減されていく。その４つの真理とは、つまり‥‥」<br />
<br />
と、英語で解説しだしたが、ハア？という顔をしている私たちに向かって、彼はいきなり日本語でこう言ったのだ。<br />
<br />
「正しい道あらば、悟りを開く」<br />
<br />
エッー！　突然、このイケメン外人から飛び出してきた日本語に言葉を失っていると、塚本監督が笑って「日本人なんです」と反応。<br />
すると、エリックは「ちょっと英語、説明するのが難しいので、日本語で説明したほうが簡単デス」と、日本語で返した。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/06/celeb61_4.jpg" alt="" title="" width="485" height="604" style="padding-left:5px;" /><br />
鉄男　エリック・ボシック<br />
PHOTO : Tony</p>
<br />
そして、英語に戻ると<br />
「だからアンソニーは人間になる“道”を選ぼうとした。 <br />
怒りを解放する道を選べば、彼は悪魔のカミサマになるのだから」<br />
と、解説し続けた。<br />
<br />
あれ、オーガズムの話はどうなったの、とポカンとした顔で聞いていると、彼は <br />
「その性的な要素は、自然な衝動を反映するものなのだ」と、しめくくった。<br />
<br />
塚本監督が「なんか興味深い話だね。オーガズムじゃなくて、そういう話だったんだねー」と、感心している。<br />
エリックは、控えめな態度で話し続ける。<br />
<br />
「それはつまり、野獣　対　人間のギフトまたは人間の能力。<br />
怒り、憎しみ、オーガズム、復讐、それらは野獣の側面だ。でも高尚な本質は、道を選んでコントロールすることなんだ。<br />
だからアンソニーの選択は、彼の悪魔を愛すること。<br />
僕が思うに、ヤツはアンソニーの一部である暗喩（メタファー）だ。彼はアンソニーの影だ。<br />
どの人間にも“影”の側面がある。ヤツはアンソニー自身の影なんだ。<br />
それを愛して抱擁すれば、彼は一人の人間になれる。そしてまた彼はパワーを得ることができる」<br />
<br />
そのエリックの解釈には、ヤツを演じた監督までもが、その見解に頷いた。<br />
<br />
「いまの話を聞いていると、最初のアンソニーはまだ人間じゃなかったんですね、きっと。<br />
葛藤して悪い人を取り入れたみたいですけど、 やっと“僕”という悪を取り入れて、普通のまっとうな人間、一人の人間に完成したという話かもしれないですね」<br />
と、監督が自分の創作したストーリーを再発見した。<br />
<br />
エリック・ボシック。じつに層の深い男性だ。<br />
「鉄男」を演じるにあたって、スピリチャルな力をつけるために日本各国のお寺を回ったという。<br />
ああ、なんてユニークな役作り。<br />
<br />
今回の役柄は、彼の人生で起きた最も暗く辛かった絶望の体験を彷彿しながら演じなくてはならなかったため、精神的にはかなりのチャレンジだったという。<br />
いったい、彼の人生にはどんな暗黒があったのだろう。<br />
<br />
「僕は人間の影の部分に惹かれるのです」と、目の前で語る男。<br />
<br />
日本ではモデルの仕事をこなしながら暗黒舞踏を本格的に学んだ。<br />
音楽ビデオの監督、素晴らしい感性を持つ写真家としても活躍している。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/06/celeb61_5.jpg" alt="" title="" width="400" height="601" /><br />
東京を基点に写真家としても活躍するエリック・ボシック<br />
PHOTO : Okuyama</p>
<br />
線は細いのに強そうで、スラリとした体つきなのに筋肉があり、静かでありながら野性的。 <br />
私は彼の真面目な顔つきを見つめて思う。 私、この人、好きだ！<br />
<br />
日本の昔のサムライか、近代の武道家か、はたまた『ロード・オブ・ザ・リング』などに出てきそうな中世の騎士。そんな雰囲気をも漂わす男。<br />
そういうロマンチシズムのある役柄を得たら、この人は私だけでなく世界中の女性のハートを制覇するに違いない。<br />
<br />
<br />
Copyright:  2010 Yuka Azuma / あずまゆか<br />
<br />
</p>
<blockquote><p>
写真家／アーチストとしてのエリック・ボシックのサイト<br />
<a href="http://www.mercuriusrex.com/" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.mercuriusrex.com/?referer=');">http://www.mercuriusrex.com/</a><br />
</p></blockquote>
<p>
<p class="pic"><object width="480" height="385"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/IaZ3-1gUeek&#038;hl=ja_JP&#038;fs=1&#038;color1=0xe1600f&#038;color2=0xfebd01"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/IaZ3-1gUeek&#038;hl=ja_JP&#038;fs=1&#038;color1=0xe1600f&#038;color2=0xfebd01" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="480" height="385"></embed></object></p>
<br />
<table  border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/%E9%89%84%E7%94%B7-BULLET-MAN-%E5%AE%8C%E5%85%A8%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E7%9B%A4-%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%A9/dp/B003FYVDUO%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dnyniche-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3DB003FYVDUO" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.amazon.co.jp/_E9_89_84_E7_94_B7-BULLET-MAN-_E5_AE_8C_E5_85_A8_E3_82_AA_E3_83_AA_E3_82_B8_E3_83_8A_E3_83_AB_E3_83_BB_E3_82_B5_E3_82_A6_E3_83_B3_E3_83_89_E3_83_88_E3_83_A9_E3_83_83_E3_82_AF_E7_9B_A4-_E3_82_B5_E3_83_B3_E3_83_88_E3_83_A9/dp/B003FYVDUO_3FSubscriptionId_3D15SMZCTB9V8NGR2TW082_26tag_3Dnyniche-22_26linkCode_3Dxm2_26camp_3D2025_26creative_3D165953_26creativeASIN_3DB003FYVDUO?referer=');"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/61vyOlp%2BCWL._SL160_.jpg" border="0" alt="鉄男 THE BULLET MAN 完全オリジナル・サウンドトラック盤" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/%E9%89%84%E7%94%B7-BULLET-MAN-%E5%AE%8C%E5%85%A8%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E7%9B%A4-%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%A9/dp/B003FYVDUO%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dnyniche-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3DB003FYVDUO" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.amazon.co.jp/_E9_89_84_E7_94_B7-BULLET-MAN-_E5_AE_8C_E5_85_A8_E3_82_AA_E3_83_AA_E3_82_B8_E3_83_8A_E3_83_AB_E3_83_BB_E3_82_B5_E3_82_A6_E3_83_B3_E3_83_89_E3_83_88_E3_83_A9_E3_83_83_E3_82_AF_E7_9B_A4-_E3_82_B5_E3_83_B3_E3_83_88_E3_83_A9/dp/B003FYVDUO_3FSubscriptionId_3D15SMZCTB9V8NGR2TW082_26tag_3Dnyniche-22_26linkCode_3Dxm2_26camp_3D2025_26creative_3D165953_26creativeASIN_3DB003FYVDUO?referer=');">鉄男 THE BULLET MAN 完全オリジナル・サウンドトラック盤</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=nyniche-22&#038;l=ur2&#038;o=9" width="1" height="1" style="border: none;" alt="" />サントラ <br /><br />SMJ  2010-05-26<br />売り上げランキング : 1187<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/%E9%89%84%E7%94%B7-BULLET-MAN-%E5%AE%8C%E5%85%A8%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E7%9B%A4-%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%A9/dp/B003FYVDUO%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dnyniche-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3DB003FYVDUO" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.amazon.co.jp/_E9_89_84_E7_94_B7-BULLET-MAN-_E5_AE_8C_E5_85_A8_E3_82_AA_E3_83_AA_E3_82_B8_E3_83_8A_E3_83_AB_E3_83_BB_E3_82_B5_E3_82_A6_E3_83_B3_E3_83_89_E3_83_88_E3_83_A9_E3_83_83_E3_82_AF_E7_9B_A4-_E3_82_B5_E3_83_B3_E3_83_88_E3_83_A9/dp/B003FYVDUO_3FSubscriptionId_3D15SMZCTB9V8NGR2TW082_26tag_3Dnyniche-22_26linkCode_3Dxm2_26camp_3D2025_26creative_3D165953_26creativeASIN_3DB003FYVDUO?referer=');">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html"  onclick="urchinTracker('/outgoing/www.goodpic.com/mt/aws/index.html?referer=');">G-Tools</a></font></td></tr></table>
<br />
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</p>


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		<title>No.60 誰よりカッコイイ熟年のヴィダル・サスーン</title>
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		<pubDate>Wed, 05 May 2010 06:17:53 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Yuka Azuma</dc:creator>
				<category><![CDATA[セレブの小部屋]]></category>
		<category><![CDATA[イベント]]></category>
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		<category><![CDATA[セレブ]]></category>
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ヴィダル・サスーン
なんて輝かしい華麗な名前だろう。
彼の名前がつくだけでシャンプーであろうと何だろうと、カッコイイと感じてしまう。

ハサミで世界を変えた一人の男、ヴィダル・サスーン。
カット＆ブローの革新的なス [...]]]></description>
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<p>
ヴィダル・サスーン<br />
なんて輝かしい華麗な名前だろう。<br />
彼の名前がつくだけでシャンプーであろうと何だろうと、カッコイイと感じてしまう。<br />
<br />
ハサミで世界を変えた一人の男、ヴィダル・サスーン。<br />
カット＆ブローの革新的なスタイルを彼がクリエートするまでは、多くの女性が美容の奴隷だったのだ。<br />
<br />
セットに週2～3日サロンに通いローラーを髪に巻いて寝るという生活から女性を解放したサスーン。洗ってすぐに外出できるカッコイイ、デザイン。<br />
<br />
美容界はもちろん、女性のライフスタイルにも斬新な影響を与えたアーチスト、ビジネスマン、ヘアスタイリスト。<br />
<span id="more-2779"></span><br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/05/celeb60_1.jpg" alt="" title="" width="350" height="289" /><br />
ヴィダル・サスーン<br />
Copyright: Vidal Sassoon the Movie</p>
<br />
そんな彼はいま82歳。<br />
年を重ねれば重ねるほど、さらにカッコよくなる男性のお手本だ。<br />
ブラピ、ジョージ・クルーニー、いろいろ素敵な人たちに会ってきたが、サスーンほどオーラのあるカッコイイ紳士に私は会ったことがない。<br />
<br />
サスーンに初めて会ったのは、ビバリーヒルズのホテル。彼が77才の時だった。<br />
上品なスーツを着こなして姿勢良く立つ紳士が目の前に現れたときには、 目がくらんだ。<br />
背筋をしっかり伸ばし、身のこなしもスマートで、甘く清潔な笑顔があまりにチャーミング。<br />
彼はいまが最高のルックスだ。この人は若い頃よりも、いまがうんと魅力的な人なのだと感じた。<br />
<br />
そのときのインタビューで、彼が語ったことも印象的だった。<br />
<br />
「夢をもちなさい。夢を持ち続けることが大切だ。<br />
夢を持てば、それで失敗することは決してない」<br />
<br />
そのあと、ニューヨークのパーティで再会したサスーンは相変わらず素敵だった。<br />
オーラに包まれた彼の回りにはどうしても人が群がる。彼はやはり背筋をしっかりと伸ばして起立したまま談話を続けた。<br />
80歳になっても、まだ週4日、1マイル（1600 M）泳ぐのだと教えてくれた。<br />
<br />
彼の容姿と身のこなしと喋り方は、まったく老人のイメージが合わない。<br />
老人になっても魅惑的でいられるのは、姿勢が関係あるのかもしれないと気がついた。<br />
過去ばかり見て溜め息をついていたら、どうしても下ばかり見て足踏みしてしまう。そして背中も曲がっていく。<br />
<br />
でも、“いま”というときをエンジョイして夢を持って前進していく人はしっかり顔を上げて歩いていくから、姿勢も良くなるのかもしれない。<br />
<br />
サスーンは前を向いて歩んできた。<br />
ロンドンの孤児院で育ち、大恐慌を生き抜き、ユダヤ人としてイスラエルで軍人となり、14歳で学校をやめ、ロンドンでシャンプーボーイとして美容界に入り込んだ。<br />
美容界を10年のうちに変革できなかったら、やめて建築家になろうと思っていた。そして彼はやり遂げたのだ。<br />
<br />
熟年のとき、サスーンは「自分の人生は他人の言葉ではなく、自分で語りたい」と言って自伝本を書き始め、その執筆を終えたところだ。<br />
<br />
そして、ヴィダル・サスーンのドキュメンタリー映画『ヴィダル・サスーン・ザ・ムービー』の完成。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/05/celeb60_2.jpg" alt="" title="" width="350" height="232" /><br />
『ヴィダル・サスーン・ザ・ムービー』<br />
Copyright: Vidal Sassoon the Movie</p>
<br />
今年4月23日、トライベッカ映画祭でワールドプレミアが開催された。<br />
<br />
「人生はおとぎ話のようにハッピーエンドが続くわけじゃない。<br />
ときにはガックリ落胆もある」と、サスーンは映画でも語っている。<br />
彼の人生は山あり、谷あり。トップへと駆け登ったし、悲しい出来事も起きた。<br />
<br />
「プレミア参加予定でしたが、ヴィダルは肺炎のため、ロスアンジェルスからニューヨークに来ることができませんでした」と、プレミア会場でアナウンスがあった。<br />
美容界のアイドルを一目見たいと心を躍らせていたファンたちはガッカリしたが、サスーンの息子と娘が来場した。<br />
<br />
じつは、サスーンの息子イランの奥さんのアドリアナは、私の長年の親友だ。<br />
プレミア試写の後、私はイラン・サスーン夫妻と一緒にタクシーに乗り込んで、プレミア・パーティ会場へと向かった。<br />
<br />
イランがタクシーに乗り込むなり携帯をとりだして「映画は素晴らしかったよ」と、父親ヴィダルにテキスト・メッセージを送っていたのが微笑ましかった。<br />
<br />
パーティが開催された「スタンダード・ホテル」のロビーのインテリアが、このサスーン映画で描写されていた構築的なデザインと通じるものがあったので、アドリアナは大喜びで写真を撮りまくり。もうこのときから私たちはパーティ気分。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/05/celeb60_3.jpg" alt="" title="" width="350" height="295" /><br />
トライベッカ映画祭のプレミアに参加した<br />
ヴィダルの息子イラン・サスーンと妻アドリアナ</p>
<br />
そのあとホテル3階のパーティ会場へと入るときのセキュリティ・チェックで、名前を聞かれた彼女は一言。<br />
<br />
「サスーン」<br />
<br />
な、なんて、カッコいいんだー！　その一言で、パス。<br />
結婚したがために、なんて華麗な名前になってしまったのか。<br />
私は親友のラストネームの響きに改めて感動しながらパーティ会場へと入り、飲み放題のワインにハメをはずし、大爆笑の晩となった。<br />
<br />
そして、そのあと。<br />
アドリアナをホテルにおろした後、帰りのタクシーの中で一人、私は観たばかりのドキュメンタリー映画とヴィダル・サスーンの人生を思い出して、しんみり。<br />
得体の知れない感動と同情が心を揺さぶっていた。<br />
<br />
ヴィダル・サスーン。<br />
そのカッコイイ名前。でも、その自分の名前の権利さえ、いま彼は持っていない。<br />
離婚で財産を分ける必要があったのだろう。80年代、彼はあまりに有名な自分の名前と、その名のついたヘアプロダクト権利を他の会社に売ってしまったのだ。<br />
<br />
最近、息子イランが彼の名前の権利を買い戻そうと試みた。でも、それは実現しなかった。<br />
だけど彼の名前が永遠に華麗なイメージを持つものであることに変わりはない。彼の哲学と技術も後世に引き継がれている。<br />
<br />
「僕は家を失った者の痛みをよく分かっているから」<br />
ヴィダル・サスーンは現在、ニューオリンズのハリケーン・カトリナ被災者のために家を建築して住処を提供している。<br />
そしてニューオリンズ復興へのヘルプを美容界に呼びかけている。<br />
<br />
いまでも、前を向いて歩んでいる。<br />
ヴィダル・サスーン、最高にカッコイイ。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/05/celeb60_4.jpg" alt="" title="" width="350" height="287" /><br />
2008年、ヴィダル・サスーンと息子イランと著者</p>
<br />
<br />
Copyright:  2010 Yuka Azuma / あずまゆか<br />
<br />
</p>
<blockquote><p>サスーン映画プレミア・レポートは、髪書房『BOB』誌面でもお届けします。詳細は<a href="http://www.kamishobo.co.jp/contents/bob/index.html" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.kamishobo.co.jp/contents/bob/index.html?referer=');">こちら</a>まで。 </p></blockquote>
<p></p>


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		<title>No.59 映画『ザ・コーヴ』が私に問いかけた質問</title>
		<link>http://www.nyniche.com/archives/2645</link>
		<comments>http://www.nyniche.com/archives/2645#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 05 Apr 2010 08:08:02 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Yuka Azuma</dc:creator>
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２年前の夏、ニューヨークに住む私の子供を東京の公立小学校に一時入学させた。
私は学校への提出書類の備考欄に、こう書いた。

「子供たちには給食でイルカを食べさせないでください」

東京でタクシーに乗りながらその話を [...]]]></description>
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<p>
２年前の夏、ニューヨークに住む私の子供を東京の公立小学校に一時入学させた。<br />
私は学校への提出書類の備考欄に、こう書いた。<br />
<br />
「子供たちには給食でイルカを食べさせないでください」<br />
<br />
東京でタクシーに乗りながらその話を日本人の親友に話したら<br />
「エーッ。変ったファンキーなお母さんだと思われたでしょうねー」と、大笑い。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/04/celeb59_1.jpg" alt="" title="" width="400" height="277" /></p>
<br />
「グリーンピース」のウェブサイトで、水銀を多く含むイルカ肉を給食で子供に与えるのは危険だと日本への警報が出ていたと言っても、信じてもらえなかった。<br />
タクシーの運転手まで笑って「イルカは食べませんよ」と、話に入ってきたのだ。<br />
<br />
ところが、このアカデミー賞オスカー受賞に輝いた長編ドキュメンタリー『ザ・コーヴ』の封切りだ。他にもなんと46もの映画祭で受賞を総嘗めにした大絶賛作品だ。<br />
<br />
私がこの映画を知ったのは、レオナルド・ディカプリオの環境保護サイトで紹介されていたからだ。<br />
彼は「素晴らしいドキュメンタリーだ」と、私に薦めた。<br />
<span id="more-2645"></span><br />
世界の目が、イルカ漁を営む日本の小さな町に向けられた。<br />
<br />
追い込みで“入り江” （映画タイトルである“コーヴ”）に閉じ込められるイルカ。<br />
いくつかは高額で世界中の水族館などの施設へと売られ、残りのイルカは鉄の槍で突き刺され、美しい青い海が真っ赤に染まる様子が映し出されたのだ。<br />
<br />
そして、そうやって捕殺されたイルカは食べるのが危険なほど水銀汚染されている、と映画は訴える。<br />
<br />
事実は、ときに私たちを苦しめる。<br />
ドキュメンタリーの映像はただそのままを映すから、うそがつけない。<br />
<br />
イルカを愛する人は世界に多い。<br />
食用されていることに驚き、「追い込み猟は非人道的だ」という非難へとつながった。<br />
<br />
日本各地で年２万頭のイルカが捕獲される中、大地町がスポットライトを浴びたのは「追い込み猟」だからだ。<br />
「いまはもっと苦しみが少ない改善された殺し方をしている」という主張を信じたいが、じつはそうでないことが露になった。<br />
<br />
隠し撮りは、卑怯だという。<br />
「この実態を伝えるためには他に方法がなかった」と、映画の監督ルイ・シホヨス監督はコメントする。<br />
彼らは撮影させて欲しいと大地町に交渉したが、撮影許可はおりなかった。<br />
<br />
入り江のある国立公園にはバリケードがめぐらされ、番犬がおかれ、町に住む人たちさえ入れない。津波の避難場所でもある入り江の上の津波公園も閉鎖され立ち入り禁止となる。トンネルを誰かが通る度にセンサーが鳴り、警官が来る仕組みになっている。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/04/celeb59_2.jpg" alt="" title="" width="400" height="300" /></p>
<br />
秘密をそのまま封じていて良いのかと、映画は問う。<br />
隠された側面を暴露していかなければ状況は良くなっていかないと、フリーダイバー世界チャンピオンらが、この危険な隠し撮りに参加した。<br />
<br />
多くの日本人さえ知らなかったイルカ漁の実態、そして健康への警鐘。<br />
私たち日本人が知る権利のある情報が、この作品には織り込まれている。<br />
<br />
学校給食でイルカ肉を食べさせたら大変なことになると水銀値調査結果を発表した町議会議員２名がヒーローとして映されている。彼らのお影で、大地町ではイルカ肉の給食配布が停止されたのだ。<br />
<br />
その議員の子供への風当たりが強かったのは、あまりに気の毒な話だ。子供たちの健康を考えて真実を発表した議員は感謝されるべきなのに。<br />
<br />
多くの日本人が耳をふさいで聞きたくない、観たくないと反発している。<br />
<br />
姉妹都市であったオーストラリアのブルーム市が去年の夏、太地村との姉妹都市関係を解消した。<br />
<br />
「問題は殺の方法であり、太地町が水銀汚染されていると知りながら、イルカ肉を市場に出し続けていることである」と、ブルーム市は発表している。<br />
<br />
世界動物園水族館協会でさえ、イルカの「追い込み猟」の中止を正式に日本政府に要請した。そして各水族館に追い込み猟で生け捕りにされたイルカを購入しないようにという警告を出している。<br />
<br />
イルカや鯨を食べてなにがわるい。<br />
いや、わるくはない。それは個人の勝手だ。ただ、その鯨はどう捕獲されるのか。<br />
<br />
鯨は１９世紀にあまりに捕獲しすぎたため、回復には１００年かかるとも言われ、海洋生態系はかなりのダメージを受けている。世界は自分たちの行動を見直し、国際捕鯨委員会は「商業捕鯨」を禁止した。<br />
<br />
そして、1994年、南極海が国際的に「鯨の保護区」として指定された。<br />
<br />
ところが、 日本は唯一、この南極海で絶滅危惧種を含む１０００頭以上のクジラを毎年、捕殺している国なのだ 。<br />
「商業捕鯨」が禁じられているので「科学調査」だと表向きの理由を掲げてだ。 <br />
<br />
そしてイルカ狩り同様に、鯨の殺し方が問題になっている。そこに世界は憤りを感じているのだ。<br />
殺さず調査をするようにという要請をけり、国民の税金を使って、自分たちの食文化を遂行していく島国。<br />
<br />
今年２月、オーストラリアのラッド首相やスミス外相は、日本が今年11月までに「調査捕鯨」をやめなければ国際法廷に提訴すると発表した。<br />
<br />
それを受け、まず日本がしたことは「商業捕鯨」の解禁を国際捕鯨委員会に要請することだった。<br />
<br />
クロマグロにしても、世界が禁輸措置をとって絶滅の恐れから守ろうとする中、日本が中心となって大反対した。<br />
世界のクロマグロの消費量の８割を食べている日本人。<br />
<br />
問題になっているのは「イルカや鯨を食べるのがいけない」という議論ではなく、「日本は野生動物の滅亡や虐待を無視した消費地である」という非難だ。<br />
日本人は自然と共存する平和な国民であるはずなのに。<br />
<br />
アメリカの人気アニメ・テレビ番組『サウスパーク』にさえ、槍を手にむやみにイルカや鯨を殺す日本人がメインテーマとなって登場する始末だ。これは、かなりまずい。<br />
日本には捕鯨以上に豊かな文化があるのだから。<br />
<br />
『ザ・コーヴ』への反応が「牛や鶏を殺しておきながらイルカや鯨を食うなと訴えるな」というのは、どうだろう。<br />
イルカ猟反対の活動家の多くは『ザ・コーヴ』の監督のように、肉を食べない人たちだということを日本人は知らないのかもしれない。<br />
<br />
「日本は対抗して家畜の屠殺の惨さを表す映画を作るべきでしょう」と、あるテレビ番組のアナウンサーがコメントしていたが、それは『ザ・コーヴ』のフィルムメーカーたちが望むところだ。<br />
<br />
じつに監督は、人間が動物たちにもたらす苦難を描いたドキュメンタリー『アースリングズ』（菜食主義の俳優ホアキン・フェニックスがナレーション）に感化され、『ザ・コーヴ』のスタッフたちにもその作品を観るように薦めたのだ。<br />
<br />
動物愛護の活動家たちは家畜の工場式生産法にも反対だし、絶滅危惧種の魚や乱獲されているフカヒレも食べないし、多くはベジタリアンだ。<br />
<br />
でも、この映画『ザ・コーヴ』は生き物を食べる人たちへの非難を描くものではない。<br />
<br />
家族愛があるため、１頭でも友や家族が捕まれば見捨てて逃げはしないイルカは簡単に群れで捕まってしまう。そんなイルカの苦悩は観るに辛い。<br />
<br />
でもこの映画が人々の心を打つのは、ある 一人の男、イルカを愛する７０歳のリック・オバリーのドラマである。<br />
彼のイルカへの愛と情熱的な献身が、世界中の多くの人々を感動させているのだ。<br />
<br />
リック・オバリーは罪の意識を背負っている。<br />
彼は６０年代の人気テレビ番組「わんぱくフリッパー」のイルカ調教師だった。彼自身が撮影用に５頭を捕獲して訓練したのだ。<br />
<br />
この番組の人気がきっかけで、イルカのショーを催す水族館やイルカと一緒に泳げる施設など、イルカが巨大ビジネスになってしまったのではないかと悔やんでいる。<br />
<br />
フリッパー役のイルカがストレスで死んでいくのを目撃したのを機会に、彼は変った。<br />
イルカは自由に広い海を泳ぐべき生き物であり、人間のエンターテイメントのために捕われるべきではないと悟った彼は、それからの３８年をイルカ解放の活動家として貫いてきたのだ。<br />
<br />
そのまま変らず生活を続けていれば、裕福で楽な人生を送れたことだろう。<br />
イルカを捕獲して訓練すれば一頭 １４万ドル（約1千26０万円）で売り飛ばせるのだ。<br />
<br />
でもリックはお金よりイルカの幸せに貢献する人生を選んだ。<br />
<br />
 「こうして僕が日本から離れている間は、イルカが殺されていくのを阻止できない。そう思うと、いてもたってもいられない」と、溜め息をつく彼。<br />
<br />
彼は純粋にイルカを愛しているのだ。<br />
彼の目を見て欲しい。そこには、ただ、哀しいまでの愛しかない。<br />
世界中のイルカが自由の身で広い海で生活することを望んでいるだけ、なのだ。<br />
 <br />
彼にとってはアカデミー・オスカー受賞式も、イルカ救助への世界的意識が広まる機会だった。<br />
お祝い気分のこの日も、リックはイルカ狩りシーズンの開幕である９月１日に入り江に行ってイルカ解放を訴えようという話をしていたようだ。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/04/celeb59_3.jpg" alt="" title="" width="400" height="319" /><br />
アカデミー・オスカー授賞式の壇上で、リック・オバリーはイルカ救助への募金を訴えた</p>
<br />
ダリル・ハンナやスティングやベン・スティラーが同行すると、彼に伝えた。<br />
<br />
イルカを救いたい。ただ、それだけなのだ。<br />
あなたはこれほどの情熱を持って、なにかを救いたいと思ったことがあるか。<br />
<br />
<br />
<br />
Copyright:  2010 Yuka Azuma<br />
<br />
</p>
<blockquote><p>
「あしたへの選択」スタッフによるルイ・シホヨス監督のインタビューは<a href="http://www.ashitaenosentaku.org/people/vol4louiepsihoyospart1.html" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.ashitaenosentaku.org/people/vol4louiepsihoyospart1.html?referer=');">こちら</a></p></blockquote>
<p>
<br />
<table  border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/Cove-Sub-Ac3-Dol-DVD/dp/B002PLMJ74%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dnyniche-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3DB002PLMJ74" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.amazon.co.jp/Cove-Sub-Ac3-Dol-DVD/dp/B002PLMJ74_3FSubscriptionId_3D15SMZCTB9V8NGR2TW082_26tag_3Dnyniche-22_26linkCode_3Dxm2_26camp_3D2025_26creative_3D165953_26creativeASIN_3DB002PLMJ74?referer=');"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51ekLeO30yL._SL160_.jpg" border="0" alt="Cove (Ws Sub Ac3 Dol) [DVD] [Import]" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/Cove-Sub-Ac3-Dol-DVD/dp/B002PLMJ74%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dnyniche-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3DB002PLMJ74" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.amazon.co.jp/Cove-Sub-Ac3-Dol-DVD/dp/B002PLMJ74_3FSubscriptionId_3D15SMZCTB9V8NGR2TW082_26tag_3Dnyniche-22_26linkCode_3Dxm2_26camp_3D2025_26creative_3D165953_26creativeASIN_3DB002PLMJ74?referer=');">Cove (Ws Sub Ac3 Dol) [DVD] [Import]</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=nyniche-22&#038;l=ur2&#038;o=9" width="1" height="1" style="border: none;" alt="" />Charles Hambleton <br /><br />Lions Gate  2009-12-08<br />売り上げランキング : 3684<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/Cove-Sub-Ac3-Dol-DVD/dp/B002PLMJ74%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dnyniche-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3DB002PLMJ74" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.amazon.co.jp/Cove-Sub-Ac3-Dol-DVD/dp/B002PLMJ74_3FSubscriptionId_3D15SMZCTB9V8NGR2TW082_26tag_3Dnyniche-22_26linkCode_3Dxm2_26camp_3D2025_26creative_3D165953_26creativeASIN_3DB002PLMJ74?referer=');">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html"  onclick="urchinTracker('/outgoing/www.goodpic.com/mt/aws/index.html?referer=');">G-Tools</a></font></td></tr></table></p>


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		<title>No.58 溜め息をつかせるレオナルド・ディカプリオ</title>
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		<pubDate>Mon, 01 Feb 2010 22:08:02 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Yuka Azuma</dc:creator>
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レオナルド・ディカプリオはインテリだ。
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<p>
レオナルド・ディカプリオはインテリだ。<br />
彼に会う度、私は溜め息をつく。<br />
<br />
会えば普通の人で、高尚な装いをプンプン漂わせるタイプでもなく、私のレベルに合わせて丁寧に喋ってくれる人だから、彼の話を聞いているときは「なるほど」と、すんなり頷ける。<br />
<br />
でも、いざ彼のインタビューをテープ起こしで丁寧に翻訳しようとすると、私の場合、必ず辞書が必要になる。<br />
彼の言葉選びは、あまりに知的なのだ。<br />
どのセンテンスも的確で、聞き直せば聞き直すほど、その内容に「レオはやっぱり頭が良い」と改めて感心してしまう。<br />
<span id="more-2323"></span><br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/02/celeb58.jpg" alt="" title="" width="450" height="300" /><br />
2010年1月17日、ゴールデングローブ授賞式でマーティン・スコセッシ監督の<br />
セシル・B・デミル賞授与に、ロバート・デニーロと共にプレゼンターを務めた<br />
レオナルド・ディカプリオ。<br />
(C) HFPA &#8220;Golden Globe Awards”</p>
<br />
そして彼が有名人であることで、彼が世界に与える影響力も大きくなることに感謝する。<br />
“エコ・セレブ”なんていう一言では扱えない信念が、彼にはある。<br />
地球温暖化や汚染といった環境問題は、彼が真剣に取り組んでいる課題だ。そんな彼の世界規模の視野や地球への思いやりに、私はインスピレーションを受けるのだ。<br />
<br />
彼のウェブサイトにしても、それは映画俳優としての彼を紹介するだけのものではない。地球とそこに生存する生物をケアする人たちにとって情報満載のエコサイトになっている。<br />
<br />
「ビニール袋のゴミをなくそう。買い物にはエコバッグを使って。<br />
さらには、コーヒー屋にも自前コップを持参しようではないか」<br />
と、呼びかける彼。<br />
<br />
そして、そのサイトで彼が推薦する映画は、アマゾンのジャングルを汚染してエクアドルの住民を苦しめるアメリカの巨大な石油会社を暴露した『Crude』や、 日本で行われている残虐なイルカ追い込み猟が映し出された『the Cove』などのドキュメンタリーだ。<br />
<br />
その和歌山県太地町が舞台となるイルカのアメリカ映画を今晩、観る予定だとレオに伝えると、彼は「すごく良いドキュメンタリーだよ」と、さらりと言って沈黙した。<br />
<br />
以前、彼が「エコ問題を大衆に認識してもらうために、僕ができる、僕の知っている方法がドキュメンタリー製作なんだ」と、語っていたのを思い出した。<br />
<br />
自分でも、地球温暖化の危機を訴えるドキュメンタリー映画『the 11th Hour』などをプロデュースしてきたレオだ。<br />
そのときのインタビューでは、私たち日本の消費者に向けて、レオは熱くメッセージを放ってくれた。<br />
<br />
「環境に優しいものを買うことによって、僕たちが住む地球に大きなインパクトを与えることができる。<br />
僕たち消費者がお金を使う度、それはその企業がやっていることを僕たちが受諾しているという行為につながる。 <br />
だから僕自身はハイブリッドカーを選ぶし、電球１つにしても省エネの製品を買う。そうすることによって、環境に優しい商品の市場が生まれていくのだから。<br />
一日の終わりには、市場の売り上げがものを言うのだからね 」<br />
<br />
ところが、そのあと、違う作品で取材したときのことだ。<br />
<br />
彼自身はどんなエコな生活を実行しているのか、と聞かれて、レオはその質問に答えることを躊躇した。<br />
彼はもちろんビニールなどの生物分解されないゴミを出さないように努め、 清浄剤１つにしても地球を汚さないものを使うことを意識している。家にはソラーパネルを取り付けているし、運転する車もハイブリッドだ。<br />
<br />
でも、それをとくとくと語ることはしなかった。<br />
<br />
「僕がどんな風に生活しているかを議論にすることは…人々を差別的なグループに隔離する結果を及ぼすように感じるんだ。<br />
それを話すことは、エコ問題にアプローチする正しいやり方ではないように思うんだよ」<br />
<br />
そして、彼はそういう話題が結果的に人々への審査へとシフトしてしまう危険さを説明した。<br />
「エコ問題に取り組む最も重要なポイントは、カルチャー的な意識なのだから」と、延々と解説を続ける彼の姿は、いまも私の目に焼き付いている。<br />
<br />
そしてもちろん私はインタビューが終わったあとは尚更、辞書を片手に唸り続けるのだ。<br />
「ああ、なるほど！」と、あの幾つになっても幼く見えるベビーフェイスの下に、どれほどの頭脳が埋まっているのかと感心しながら。<br />
<br />
マーティン・スコセッシ監督の新作映画『シャッターアイランド』の取材で、久しぶりにレオに再会した。<br />
ブルーのシャツに紺のブレザーにスニーカー姿の彼は、小柄で可愛らしい青年のように見えた。<br />
<br />
私が取材用のホテル部屋に入ったとき、彼はある男性と小声で立ち話をしていた。<br />
クリーンエネルギーの法律制定を、ツイッターやフェイスブックを駆使して政治家にアプローチしようと話していた。<br />
そして「上院議員が耳を傾けてくれることを望もう」と、話をしめくくると、レオは私のほうに向かって歩いてきた。<br />
<br />
朝から取材づくめなのに、彼はリラックスした様子で、インタビューの間中、あの相変わらずの彼のじっと見入るような真っすぐな視線で私を衝いた。<br />
「日本のテレビ視聴者に日本語で挨拶してください」と、無理なお願いをしても、彼は嫌な顔も見せず一生懸命やってくれた。<br />
<br />
ハイチ大地震の救済のためにも、百万ドル（約9000万円）を寄付したレオ。<br />
<br />
お金持ちで、地球規模の視野があって、知的で、実力派で、独身でハンサム。<br />
こんな人を目の前にすれば、目がハート形になり、口からハーと溜め息が出てしまうのは仕方がない。<br />
<br />
Copyright: 2010 Yuka Azuma ／あずまゆか<br />
<br />
</p>
<blockquote><p>レオナルド・ディカプリオのエコサイト<br />
<a href="http://www.leonardodicaprio.org/" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.leonardodicaprio.org/?referer=');">http://www.leonardodicaprio.org/</a></p></blockquote>
<p>
<br />
<p class="pic"><object width="480" height="295"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/HYVrHkYoY80&#038;hl=ja_JP&#038;fs=1&#038;color1=0xe1600f&#038;color2=0xfebd01"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/HYVrHkYoY80&#038;hl=ja_JP&#038;fs=1&#038;color1=0xe1600f&#038;color2=0xfebd01" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="480" height="295"></embed></object></p>
<br />
<table  border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/11TH-HOUR-%E7%89%B9%E5%88%A5%E7%89%88-DVD/dp/B002UVJQE8%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dnyniche-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3DB002UVJQE8" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.amazon.co.jp/11TH-HOUR-_E7_89_B9_E5_88_A5_E7_89_88-DVD/dp/B002UVJQE8_3FSubscriptionId_3D15SMZCTB9V8NGR2TW082_26tag_3Dnyniche-22_26linkCode_3Dxm2_26camp_3D2025_26creative_3D165953_26creativeASIN_3DB002UVJQE8?referer=');"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51jo6DLn4EL._SL160_.jpg" border="0" alt="THE 11TH HOUR 特別版 [DVD]" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/11TH-HOUR-%E7%89%B9%E5%88%A5%E7%89%88-DVD/dp/B002UVJQE8%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dnyniche-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3DB002UVJQE8" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.amazon.co.jp/11TH-HOUR-_E7_89_B9_E5_88_A5_E7_89_88-DVD/dp/B002UVJQE8_3FSubscriptionId_3D15SMZCTB9V8NGR2TW082_26tag_3Dnyniche-22_26linkCode_3Dxm2_26camp_3D2025_26creative_3D165953_26creativeASIN_3DB002UVJQE8?referer=');">THE 11TH HOUR 特別版 [DVD]</a><img src='http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=nyniche-22&#038;l=ur2&#038;o=9' width='1' height='1' border='0' alt='' /><br />ワーナー・ホーム・ビデオ  2009-11-18<br />売り上げランキング : 6068<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/11TH-HOUR-%E7%89%B9%E5%88%A5%E7%89%88-DVD/dp/B002UVJQE8%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dnyniche-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3DB002UVJQE8" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.amazon.co.jp/11TH-HOUR-_E7_89_B9_E5_88_A5_E7_89_88-DVD/dp/B002UVJQE8_3FSubscriptionId_3D15SMZCTB9V8NGR2TW082_26tag_3Dnyniche-22_26linkCode_3Dxm2_26camp_3D2025_26creative_3D165953_26creativeASIN_3DB002UVJQE8?referer=');">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html"  onclick="urchinTracker('/outgoing/www.goodpic.com/mt/aws/index.html?referer=');">G-Tools</a></font></td></tr></table></p>


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	</item>
		<item>
		<title>No.57 マイケル・ジャクソン 1998年の謎</title>
		<link>http://www.nyniche.com/archives/2098</link>
		<comments>http://www.nyniche.com/archives/2098#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 11 Jan 2010 09:05:07 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Yuka Azuma</dc:creator>
				<category><![CDATA[セレブの小部屋]]></category>
		<category><![CDATA[セレブ]]></category>
		<category><![CDATA[音楽]]></category>

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		<description><![CDATA[


マイケル・ジャクソンなら結婚しても良いかも‥‥
会ったこともないスター相手に勝手にひとり夢を膨らませた。
２０歳前後だった私はマイケルの音楽の才能とその歌声に惚れ込んだ。
繊細そうな側面や、彼のシャイな笑顔も大好き [...]]]></description>
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<p>
マイケル・ジャクソンなら結婚しても良いかも‥‥<br />
会ったこともないスター相手に勝手にひとり夢を膨らませた。<br />
２０歳前後だった私はマイケルの音楽の才能とその歌声に惚れ込んだ。<br />
繊細そうな側面や、彼のシャイな笑顔も大好きだった。<br />
<br />
そしてマイケル・ジャクソン全盛期の８０年代、ロスアンジェルスに住み始めた私の回りには、ジャクソン家と知り合いだという人が増えていった。<br />
<span id="more-2098"></span><br />
姉ラトーヤを日本のコマーシャルに起用していた日本人プロデューサーと知り合った。<br />
マイケル・ジャクソンの父親ジョセフと一緒に会社を経営する元シンガーの黒人男性と友達になった。<br />
親友の日本人男性は、マイケルの元彼女だという黒人女性とデートした。<br />
彼等の従兄弟でジャクソン家のガードマンだという男性もいた。<br />
友達のイタリア系アメリカ人男性は、マイケル・ジャクソンの家を訪問したときのエピソードを話した。<br />
マイケルの車の座席にヌイグルミが山積みされていた。それを彼に見られたマイケルはすごく恥ずかしそうに赤面した。<br />
<br />
そんな人たちが回りにいたからか、私もいつかマイケルに会う機会があるかもしれないと感じていた。<br />
なにしろ私と一緒にアメリカ留学した親友の日本人女性は、マイケル・ジャクソンのアルバム「オフ・ザ・ウォール」や「スリラー」でペースを弾いているベーシスト、ルイス・ジョンソンと結婚したのだ。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/01/celeb57_2.jpg" alt="" title="" width="450" height="436" /><br />
兄弟デュオ「ブラザーズ・ジョンソン」／右がベーシストのルイス・ジョンソン</p>
<br />
ある日、その親友が電話してきた。<br />
「いまねー、私の７メートル先にマイケル・ジャクソンがいるのよ～」<br />
<br />
え、えっー！　私は電話線にしがみついた。この電話線の先にマイケルがいる！<br />
<br />
「なんかダンスのステップを練習しているわよ。黄色いボウタイをしていて、青い‥‥」と、彼の服装をすごい色の組み合わせで描写する彼女。<br />
<br />
その彼女とルイスさんの家には、マイケルがルイスさんに贈ったという“オフ・ザ・ウォール”の煉瓦のオブジェ（マイケルのメッセージ入り）もあった。<br />
<br />
マイケルのヒット曲「今夜はドント・ストップ」や「ビリー・ジーン」でも、このルイスさんのファンキーなベースが光っている。<br />
ルイスさんは「ストンプ」などのヒット曲を生み出した兄弟デュオ「ザ・ブラザーズ・ジョンソン」のメンバーとして知られる腕の良いミュージシャンで、とても優しい人だ。<br />
<br />
車社会のLAで車も買えない貧困生活を送っていた私を心配し、車をプレゼントしようと親友に言い出すほど良い人だった。<br />
拒否すると、それでは一緒に曲を書こう、そうやって儲けられるかもしれない、などと提案してくれる素晴らしい友人だった。<br />
<br />
彼等のおかげで、私はジャズ・ミュージシャンのジョージ・デュークと一緒に躍るという体験もできたし、歌手スティーヴィー・ニックスのレコーディング場も訪問した。<br />
<br />
そして、彼等は私のためにマイケル・ジャクソンにサインを頼んでくれたのだ！<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/01/celeb57_1.jpg" alt="" title="" width="450" height="522" /><br />
マイケル・ジャクソンが８０年代にサインした直筆／Photo:「Captain EO」</p>
<br />
大喜びで彼の直筆を拝んだ途端、私の頭にはハテナマークが浮かんだ。<br />
私の名前の上には、1998という数字が書かれている。<br />
サインをもらったのは、1984年か85年頃のことだ。<br />
80年代に、なぜ、マイケルは未来の年「1998」とサインしたのか？<br />
<br />
ルイスさんに聞いても「わからない。マイケルは浮世離れしているからね」と、首をかしげて、にっこり笑うばかりだった。<br />
<br />
これは何かのサインだ。これは何かの予言に違いない！<br />
「ラブ、マイケル・ジャクソン、ユカ、1998‥！」<br />
サインを読みながら私は考えた。<br />
もしかして、マイケル・ジャクソンはユカ（私）と1998年にラブ、つまり結婚するという予言！？<br />
己知らずの私は、そんなすごい妄想に浸ってニンマリした。<br />
<br />
だが、その後、マイケルの容姿はどんどん変になっていった。<br />
地球から離れた所へ行ってしまった宇宙人のようで、こりゃ、普通の地球人が結婚するような相手じゃない。<br />
あんなにハンサムな顔を持って生まれた人なのに。<br />
愛をいっぱい持って生まれたのに。<br />
<br />
コンプレックスは自分を傷つけてしまう。痛いよ、マイケル。<br />
小さい頃から仕事を要求されて子供時代を知らずに育ったからかもしれないし、<br />
親からコンプレックスを与えられたからなのかもしれない。<br />
<br />
私が聞いた話で一番ショックだったのは、子供のときのハイトーンの可愛い声が変声期に変らないように、彼は女性ホルモンを定期的に打っているというエピソードだった。<br />
芸術のため、自然な体の進化さえ阻止しなくてはならなかったなんて。<br />
これが真実ならば、本当に気の毒だ。<br />
<br />
彼の音楽とダンスに感動させられ、ワクワクした気持ちなる。そして、その歌声の奥にある哀愁に心が痛む。<br />
<br />
マイケルに会いたかった。彼を抱きしめたかった。<br />
でも結局、私はマイケル・ジャクソンには会えなかった。<br />
<br />
彼が2009年に亡くなってから、あのサインの1998という数字が気になってインターネットで調べてみた。<br />
すると、私以外にも80年代に1998と書かれたサインをもらった人がいることが分かった。<br />
一説によると、マイケルはその年に自分が死ぬと思っていたらしい。彼は本当に40歳になる年に死ぬと予測していたのだろうか？<br />
真相はいまとなっては永遠にミステリーだ。<br />
<br />
実際には1998年に何がおきたか？　<br />
<br />
マイケルは来日を果たし、私はマイケルと結婚しなかった。<br />
でもその年、私は子供を生んだ。<br />
<br />
<br />
Copyright: 2010 Yuka Azuma / あずまゆか</p>


	Tags: <a href="http://www.nyniche.com/archives/tag/%e3%82%bb%e3%83%ac%e3%83%96" title="セレブ" rel="tag">セレブ</a>, <a href="http://www.nyniche.com/archives/tag/%e9%9f%b3%e6%a5%bd" title="音楽" rel="tag">音楽</a><br />

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		<title>No.56 子役スターから堂々と脱皮！ 知性と美貌を備えるナタリー・ポートマン</title>
		<link>http://www.nyniche.com/archives/2007</link>
		<comments>http://www.nyniche.com/archives/2007#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 07 Dec 2009 05:05:41 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Yuka Azuma</dc:creator>
				<category><![CDATA[セレブの小部屋]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
		<category><![CDATA[セレブ]]></category>
		<category><![CDATA[恋愛]]></category>
		<category><![CDATA[映画]]></category>

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彼女はまだ子供だった。
家族を皆殺しにされ、殺し屋の中年男を慕う女子になるなんて、１２歳だった少女にはかなりきついことだったと思う。

『レオン』のマチルダ役で衝撃のデビューを飾ったナタリー・ポートマン。

私はこ [...]]]></description>
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<p>
彼女はまだ子供だった。<br />
家族を皆殺しにされ、殺し屋の中年男を慕う女子になるなんて、１２歳だった少女にはかなりきついことだったと思う。<br />
<br />
『レオン』のマチルダ役で衝撃のデビューを飾ったナタリー・ポートマン。<br />
<br />
私はこの映画に感動し、レオンを演じたジャン・レノと、大きな瞳に哀愁を光らせたボブカットの少女のファンになった。<br />
それでも、私なら自分の幼い娘にはこんな過酷な役はやらせなかっただろう。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2009/12/celeb56_1.jpg" alt="" title="" width="439" height="300"  /><br />
PHOTO :  Leon/<a href="http://natalieportman.com/" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/natalieportman.com/?referer=');">Natalieportman.com</a><br />『レオン』でマチルダを演じるナタリー・ポートマン</p>
<br />
世間の注目を受けて育った子役スターの多くがマセすぎてグレたり、幸せを感じられない大人になってしまいがち。<br />
<br />
ところが、ナタリー・ポートマンの場合は、ジョディ・フォスターのように地に足をつけた賢い女性へと成長した。<br />
美貌と知性を備えた気品ある優しい女性だと、ナタリーに会う度、私は感心してしまう。<br />
<span id="more-2007"></span><br />
ナタリーは、自分は「遅咲き」だったと認めている。<br />
高校時代、同年代の男女が行くパーティには一度も行かぬまま、最優秀の成績で卒業。大学生になるまで酒に酔ったこともなかった。<br />
<br />
大学の夏休みに『スター・ウォーズ』のアミダラ王女を演じながらも、ハーバード大学で心理学の学士号を取得した才女である。<br />
彼女の父親は医者だ。ナタリーも心理学者として活躍する日がくるかもしれない。<br />
<br />
若い女の子たちのロールモデルになりたいという気持ちもあって、学業をおろそかにしないことは彼女が意識的に決めたことだ。<br />
『スター・ウォーズ／エピソード１』のプレミアも、高校の試験勉強のために行けなかった。<br />
<br />
「映画スターになるより、賢くなるほうがいい」と、コメントしたこともある彼女。<br />
<br />
私は彼女に聞いた。<br />
子役として早くデビューしたことを後悔することはあるのかと。<br />
<br />
すると彼女は、<br />
「後悔しないように努めている。<br />
だって、後悔したって、どうにもならないでしょ」<br />
と言って、クスクスと笑った。<br />
<br />
「でも確かに、奇妙な感じではあるわね。私の友達はみんな、女優になってから友達になった人ばかりだから」<br />
<br />
そういえば、デビュー作『レオン』を撮影していた７年生のとき、彼女は毎日のように泣いていたという逸話もある。<br />
学校の友達から「映画に出て自分はクールだと思っているようね」と反応されて、友達が友達でなくなってしまった辛い時期だったという。<br />
<br />
「人生経験が演技に影響するように、役柄も私が自分の生活で感じることに大きく影響するの。<br />
１４歳のとき、私は『ヒート』で死ぬ女の子を演じた。 その１年後、私は母親と大喧嘩をして、一度だけ自傷してしまった。<br />
映画で手首に血を滲ませたことが、私の精神面にも影響したのよ」<br />
と、彼女はLAタイムズ紙に告白した。<br />
<br />
子供の頃から人生の破局を垣間見るような役を演じ、回りから特別な目で見られてきた女性が、真っすぐ自分というものを築くのは並大抵の努力じゃないと思う。<br />
<br />
ナタリーにインタビューすると、彼女がよく自分から母親のことを話してくることに気づく。<br />
母親からの影響は計り知れない。<br />
それが彼女の人生に良い影響を与えていることは、母親のことを話すときのナタリーの嬉しそうな表情や口ぶりで分かる。<br />
<br />
「母から言われて、必ずやっていることがあるの。<br />
飛行機に乗るときは、私は必ず新しい靴下を飛行機に持ち込むのよ。それは無事な旅へのおまじない。<br />
母が言ったことだから、私はそれを信じているの」<br />
と、教えてくれた。<br />
<br />
そんなナタリーも、現在２８歳。彼女自身が、母親を演じるようになった。<br />
２０１０年早春／日本公開の『ブラザーズ』が、ナタリーの新作映画だ。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2009/12/celeb_56.jpg" alt="" title="" width="338" height="500" /><br />
いまNYの街角でこの映画<a href="http://www.brothersfilm.com/" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.brothersfilm.com/?referer=');">『ブラザーズ』</a>のポスターが目につく。</p>
<br />
「この役柄ができたのは素晴らしかった。撮影当時２６歳の私が、６歳と８歳の子供の母親になれると信頼されたんですもの。<br />
それに私には、私の母という素晴らしいロールモデルがいたの。<br />
とても母親らしくて暖かい母がね。だから自然に母親になれたの」<br />
と、米兵の妻グレースを演じるナタリー は、やはり母のことを語った。<br />
<br />
トビー・マグワイア演じる夫と、ジェイク・ギレンホール演じる夫の弟。<br />
その二人に挟まれるナタリーの映画ポスターは素敵。<br />
夫がアフガニスタンの戦地へと送られ、グレースと子供たちの側には服役を終えたばかりのワイルドな弟が残るという設定だ。<br />
<br />
「真面目な兄とワルの弟、そのどちらが私のタイプ？<br />
そうね。私自身は多分、ワルな男のほうが好みね」<br />
と、笑うナタリーは可愛かった。<br />
<br />
映画『ブラザーズ』では、グレースに会った誰もが「ワォ、彼女、すごくきれい」と影で呟いてしまうのが、とてもリアルな描写に感じられた。<br />
実際、彼女が現実の生活に現れたら、誰もがそう反応してしまうことだろう。<br />
<br />
彼女がタイプだという男性は、私の回りにもかなり存在する。<br />
だが、男性諸君！　彼女は“妻”にするには高嶺の花だ。<br />
<br />
「私は一夫一婦制を信じている。でも、結婚には興味ないの。 <br />
ゲイの人たちが結婚できないという法律がある限り、私も結婚しないわ」<br />
<br />
そんなことを、淡々と語ってくれるナタリーなのだ。<br />
<br />
Copyright: 2009 Yuka Azuma / あずまゆか<br />
<br />
</p>
<blockquote><p>
2009年11月、ニューヨークで私たち報道陣とのインタビューを終えたあと、ナタリーは<a href="http://www.flickr.com/photos/jack5doa/4141701674/sizes/l/" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.flickr.com/photos/jack5doa/4141701674/sizes/l/?referer=');">このドレス</a>に着替えて『ブラザーズ』のプレミアに出かけた。</p></blockquote>
<p></p>


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		<title>No.55 ジュード・ロウは果たしてプレイボーイか</title>
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		<pubDate>Mon, 09 Nov 2009 04:06:29 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Yuka Azuma</dc:creator>
				<category><![CDATA[セレブの小部屋]]></category>
		<category><![CDATA[インタビュー]]></category>
		<category><![CDATA[セレブ]]></category>
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それほどスキャンダルいっぱいの私生活でもないのに、セクシーなイギリス俳優ジュード・ロウのプライバシーはいつも話題になってしまう。

ブロードウェイ『ハムレット』の主役で連日ニューヨークの舞台に立っている実力役者。
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<div class="topsy_widget_data topsy_theme_blue" style="float: right;margin-left: 0.75em; background: url(data:,%7B%20%22url%22%3A%20%22http%253A%252F%252Fwww.nyniche.com%252Farchives%252F1874%22%2C%20%22style%22%3A%20%22big%22%2C%20%22title%22%3A%20%22No.55%20%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%81%AF%E6%9E%9C%E3%81%9F%E3%81%97%E3%81%A6%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%81%8B%22%20%7D);"></div>
<p>
それほどスキャンダルいっぱいの私生活でもないのに、セクシーなイギリス俳優ジュード・ロウのプライバシーはいつも話題になってしまう。<br />
<br />
ブロードウェイ『ハムレット』の主役で連日ニューヨークの舞台に立っている実力役者。<br />
１２月６日までの上演後、クリスマスには全米で大作映画『シャーロックホームズ』も封切られ、彼のワトソン博士役にも期待がかけられている。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2009/11/celeb55_1.jpg" alt="" title="" width="400" height="585"  style="padding-bottom:10px" /><br />
ブロードウェイ『ハムレット』の主役で連日ニューヨークの舞台に立つジュード・ロウ。</p>
<br />
仕事が順調で、プライベートな騒ぎもしばらく聞かないと安心していたら、<br />
９月２２日にジュード・ロウの４人目の子供が出産したと、またもやマスコミが大騒ぎを始めた。<br />
<span id="more-1874"></span><br />
母親は２4歳の独身モデル、サマンサ・バーク。<br />
本当にジュードが父親なのか検査で立証されるまで、彼はフロリダに住む母子に会いにいかない、と報道されている。<br />
<br />
去年のクリスマスにNYのクラブで知り合ったサマンサとの仲はほんの束の間の情事。<br />
<br />
そして、この女優志望の彼女は、少しばかりうさん臭い。サマンサは妊娠中に記者会見を開いている。<br />
「 私たちのプライバシーを尊重して、この辛い時期の」<br />
と、会見で訴えたのだが、そう願うなら、何故、彼女は報道陣を集めたのか。広報係を雇ったのか。<br />
失恋、妊娠と、ホルモン乱れて仕方ない時期で、ジュードとの仲が続かなかったことに苦しんでいたのかもしれない。<br />
それでもだ。<br />
「私を見ないで」と言うために「私を見て」という行為にでる女性は、これからも黙っていないだろうと思っていたら、やはり！<br />
<br />
サマンサは出産して間もなく、イギリスのタブロイド誌『Hello! Magazine』の表紙を「ジュード・ロウの娘」とのツーショットで飾ってしまった。<br />
<br />
「まだジュードは娘に会ってないけれど、きっと良い父親になってくれるはず」<br />
なんていうコメントも載せて、雑誌社から３０万ドル（約３千万円）の大金を稼いだのだ。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2009/11/celeb55_2.jpg" alt="" title="" width="400" height="550" /><br />
10/28/09発売のイギリスのタブロイド誌の表紙に登場したサマンサと赤ちゃん<br />
Copyright: U.K.’s Hello! magazine</p>
<br />
私はジュードがどれだけイギリスのタブロイド誌を嫌っているか、知っている。<br />
そんな嫌う媒体に娘の写真を暴露したサマンサは、ますます彼に嫌われてしまうだろう、と気の毒に思う。<br />
<br />
映画『スカイキャプテン・ワールド・オブ・トゥモロー』のキャスト群がニューヨークに集まって世界中の記者から取材を受けたときだ。<br />
他のキャストに一緒にインタビューしていたイギリスの記者が、ジュード・ロウのインタビューのときだけ席を外さなきゃならなかった。<br />
ジュードはイギリスの報道陣を閉め出していたのだ。<br />
母国のパパラッチからゴシップを書きたてられ、うんざりしているようだった。<br />
<br />
そしてその日、小人数グループによるジュードの囲み取材では、女優シエナ・ミラーとの恋仲に興味津々なヨーロッパの記者から私生活に関する質問が続いたらしい。<br />
「映画について質問したい人は？」と、係員が聞くと沈黙になったという。<br />
「これから囲み形式のインタビューは一切、受けない」<br />
と捨てセリフを残して、ジュード・ロウは取材の途中で帰ってしまった。<br />
私の友人は単独インタビューのドタキャンをくらった。<br />
<br />
でも、ジュードは決して高飛車な人じゃない。<br />
その日の朝だって、私がインタビューしたときは機嫌良く応じてくれていたのだ。<br />
ジュードの素顔はいつも礼儀正しくて気さくで、なんでもまじめに答えてくれる紳士だ。<br />
そんな彼を怒らせるとは、よっぽど失礼な態度をとったのだろうと、私は思う。<br />
　<br />
彼の警告通り、次の主演映画『アルフィー』では、彼の囲み形式のインタビューはナシ。<br />
テレビ以外は、合同記者会見のみが開催された。直前になって会見には監督のチャールズ・シャイアが同席して開口一番、こう言った。<br />
「質問は映画のことに関してだけ、ということになっているらしい。分かっているね」<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2009/11/celeb55_3.jpg" alt="" title="" width="400" height="250" /><br />
ロバート・ダウニーJRとの共演作『シャーロック・ホームズ』のジュード・ロウ</p>
<br />
ジュードがいくら嫌っても、ジュードにまつわりつきやすいゴシップ。<br />
実力役者で、平和運動にも熱心な良い人なのに、ゴシップを聞いていると彼はじつに『アルフィー』で演じたプレイボーイだ、という印象を受けるかもしれない。<br />
でも素顔の彼は、複数の女性と同時進行で付き合うタイプではなさそうなのだ。<br />
<br />
「２２歳で結婚して、３０歳になる前に３人の子供をつくった僕だ。<br />
それだけで僕の考えが分かるだろう」<br />
と、ジュードは語った。<br />
ちゃんとした態度で聞けば、私生活のことだって少しは喋ってくれる人なのだ。<br />
<br />
彼は子持ちの５歳年上の共演女優サディ・フロストと９７年に結婚し、２００３年に離婚している。<br />
いまでも３人の実子と連れ子の面倒を良くみている良い父親だ。<br />
<br />
「僕が遊んだのは１９歳くらいの頃。クラブに出かけては酔っぱらって女性をひっかけようとトライした。<br />
でもそんなことをするのは、心底疲れるものなんだ。<br />
そして結局、後には何も残らない。<br />
それよりも真面目に交際をして試練のときを迎えてこそ、関係は良くなっていくものだと思う」<br />
<br />
目の前で、そんなことを真面目に語ってくれたジュードが忘れられない。<br />
<br />
<br />
Copyright: 2009 Yuka Azuma ／あずまゆか<br />
<br />
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		<title>No.54 キアヌ・リーブスに漫画で問いかけた日本の漫画家とは？</title>
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		<pubDate>Tue, 06 Oct 2009 00:06:06 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Yuka Azuma</dc:creator>
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漫画：中邑みつのり　Manga by Mitsunori Nakamura
講談社「ヤングマガジン」掲載漫画    Young Magazine, Kodansha Co.

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<p>
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2009/10/celeb_54.jpg" alt="" title="" width="460" height="672" class="alignnone size-full wp-image-1769" /><br />
漫画：中邑みつのり　Manga by Mitsunori Nakamura<br />
講談社「ヤングマガジン」掲載漫画    Young Magazine, Kodansha Co.</p>
<br />
これは、講談社『ヤングマガジン』誌に掲載された「中邑みつのり」さんの漫画だ。<br />
映画『地球が静止する日』の取材で俳優キアヌ・リーブスにインタビューした体験が描かれているが、なんともリアルな描写だ。<br />
本当に起きたことが、そのまま描かれているのだ。<br />
<br />
なぜ、それを証言できるのかというと、この漫画に出てくる「通訳さん」というのが、私なのだ。<br />
<span id="more-1768"></span><br />
外国人記者４～５人と同席して行われたインタビューだった。<br />
ホテル部屋でキアヌ・リーブスの登場を待つ間、カメラのシャッターを押した漫画家の中邑さんに二人の女性記者たちは眉をひそめた。<br />
「ノー！　私の写真は雑誌に載せてもらっては困る」と、外国人記者たち。<br />
<br />
「資料として撮っただけなので、写真は載せませんから」と、伝えたものの、その逸話がちゃんと漫画になっていたので、笑ってしまった。<br />
<br />
こういう取材では、遠慮を知らない英語堪能な記者たちがどんどん質問を投げかけるので、おとなしくしていると質問を入れ込むチャンスさえ回ってこない。<br />
それこそ、漫画にあるように「早い者勝ち」なのだ。<br />
つまり、みんなにペースをもっていかれる前に一番最初に質問しましょうと、私と中邑さんは作戦を練っていたのだ。<br />
<br />
ところがキアヌ・リーブスが部屋に入って来た途端、誕生日はどうやって過ごしたか、どんなワインが好きなのか、なんていう雑談が始まってしまった。<br />
キアヌが私たちの横に座って、２分。<br />
ああ、はやく質問せねばという緊迫感と共に、中邑さんは行動に出た。<br />
他の記者が質問を言い始めたところで、彼は急に英語で声を張り上げたのだ。<br />
<br />
「ディス・イズ・マイ・クエッション！　オーケー！？」<br />
<br />
じつに凄かった。<br />
手の動作も大きく、堂々と入り込んできたので、話の途中だった記者も圧倒されて彼を見つめるばかり。<br />
<br />
そして、そこからいきなり紙芝居が始まったものだから、回りは唖然。<br />
彼の一声に続いて「彼は漫画家なので、漫画で質問します！」と、私は通訳を始めた。<br />
<br />
中邑さんは小学生のときに彼自身が実際にUFOを目撃した話を、何枚かのスケッチ絵を使ってキアヌに伝えた。<br />
<br />
「キアヌはUFOやエイリアンに遭遇したことがあるか？」<br />
という質問に辿り着くまでの紙芝居に、回りの外国人記者たちはかなり肝を抜かしたようだ。<br />
<br />
「ジョーダンでしょ？」「いつまで続けるつもり？」<br />
と鼻息荒い文句を耳にした私は「ごめんなさい、これは質問の一部なの」と記者たちに早口で伝えて、キアヌに語り続けた。<br />
<br />
当のキアヌはというと、目を大きくして「ワオ‥！」と、漫画に興味津々に見入っていた。<br />
実のところ、中邑さんが飛行機の窓からUFOを目撃したときの話は、とてもリアルで興味深いのだ。<br />
キアヌは「クール！　ファンタスティック！」と、反応した。<br />
<br />
そして肝心の質問を聞くと、一言「ノー」。<br />
あまりにシンプルな回答に回りの報道陣も笑って、場は和んだのだった。<br />
<br />
「ノー！」だけで終わってしまうのかと、私も一瞬、ヒヤッとしたが、キアヌはとてもいい人なのでちゃんと答えてくれるだろうと思っていた。<br />
やはりキアヌはいろいろと真面目に話してくれた。<br />
この質問を発端に、こんな中邑さんの話を信じるか、可能性としてエイリアンと遭遇できると信じているか、 という話題へと膨らんでいったのだ。<br />
<br />
「ああ。彼の話を信じない理由がないよ。<br />
でも僕はエイリアンに拉致されたり、何かを体に埋め込まれたりするのはご免だね。<br />
だけど窓の外に彼らの姿を目撃するなんて、まさに楽しそうじゃないか！」と、キアヌ。<br />
<br />
なんて純粋できれいでおっとりした人だろう。<br />
私は毎回、彼に会うたび、そう感心してしまう。私はキアヌという素朴な人間が大好きだ。<br />
<br />
でも今回はいままでやったことのない変った質問方だった。そんなインタビューも無事に終わり、帰ろうかと思ったときだ。<br />
私は映画スタジオの係員に呼び出された。<br />
<br />
「あんなスタント、見たことないわ！　キアヌのパブリストから”これ、いったいなに？”って、あのとき私は睨まれてしまったのよ」と、スタジオ係員から叱られてしまったのだ。<br />
<br />
「漫画を使って良いかは、まず私に聞いて欲しかった」と言われて、確かにそうだったと反省したが、<br />
事前に聞いていたら、この”スタント”にオーケーはでなかっただろう。<br />
<br />
「ぼくは漫画家なので漫画で質問したい」と言われ、「それは面白い」と思った私。<br />
おかげで、私はあやうく映画スタジオのブラックリストに載るところだった。いや、もう載っているのかもしれないが、キアヌを不快にさせたわけではないので大丈夫。<br />
<br />
それどころか、キアヌは中邑さんのアートを「クール！」と感心したように呟きながら楽しんでくれたのだ。<br />
これで日本の漫画家、中邑みつのりさんも世界デビュー。<br />
私はそれが嬉しかった。<br />
<br />
copyright: 2009 Yuka Azuma /あずまゆか<br />
<br />
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