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	<title>NY Niche &#187; 怒りの鉄拳！ 紐育バガボンドが斬る！</title>
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	<description>ニューヨークからプロライター達がお送りする、「ここだけ」のおもしろ情報。</description>
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		<title>No.22 どこまでも卑怯なティーパーティーとフォックスTVのアジェンダ</title>
		<link>http://www.nyniche.com/archives/3147</link>
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		<pubDate>Mon, 02 Aug 2010 18:14:47 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Kay Ohara</dc:creator>
				<category><![CDATA[怒りの鉄拳！ 紐育バガボンドが斬る！]]></category>
		<category><![CDATA[アメリカ生活]]></category>
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スキャンダルがウィルスのように瞬く間に広がるのもネット時代ならではの問題。

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<p>
スキャンダルがウィルスのように瞬く間に広がるのもネット時代ならではの問題。<br />
<br />
本来ならマスコミは「ゲートキーパー」として情報源を吟味し、事実関係を把握しなければならないのだが、ルパート・マードックが所有するフォックスTVは、高視聴率を理由に、保守派の悪意あるアジェンダを優先する“マスゴミ”の典型だ。<br />
<br />
そのアジェンダというのは、全て白人男性の支配するアメリカ社会を取り戻すということに他ならない。<br />
<br />
オバマ大統領がやることなすこと全てに反対するティー・パーティーは、オバマ政権のスタッフが何か悪いことをしていないか、私生活で恥ずかしいことをしていないか、血眼になってスキャンダルを探している。スキャンダルがない場合はでっち上げる。<br />
<span id="more-3147"></span><br />
そのためにエイコーン（Association of Community Organizations for Reform Now, ACORN）というNPOを潰してしまったこともある。<br />
<br />
エイコーンはゆるい地方組織同士のつながりで、活動の一環に低所得者層や市民権を得たばかりの移民が選挙投票を通じて政治的発言権を得られるように選挙登録の手助けをする、というものがあった。<br />
<br />
それだけなら、なんらティー・パーティーとは関係なさそうだが、低所得者層や移民の人たちは、非白人がが多く、また社会福祉に力を入れ、労組とのつながりが深い民主党に１票を投じる確率が高いので、共和党と、共和党よりさらに保守のティー・パーティーにとって目障りな団体なのである。<br />
<br />
去年暮れ、ジェームズ・オキーフという“自称”ビデオジャーナリストを名乗るヘナチョコ男が「売春婦を連れたヒモ男」を演じ、エイコーンの事務所に乗り込んでいって、メキシコから未成年の売春婦を密入国させたいとか、売春婦業をビジネス登録したい、とかフザけた相談を持ち込み、困惑する事務員の様子を隠し撮りした。<br />
<br />
これを怪しいと思った事務員が一人、密入国の詳しい情報を聞き出してオキーフが帰った後に警察に届け出た、という事件があったが、編集されたビデオには、売春婦のルートについて（協力すると見せかけて）色々と質問をする事務員が映っていたのを、いかにも彼が密入国を手伝おうとしているかのようにビデオを編集し、フォックスTVで流し続けたことがあった。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/08/vagabond22_1.jpg" alt="" title="" width="300" height="300" /><br />
PHOTO : via <a href="http://www.nypost.com/p/news/local/brooklyn/item_Js4YPEcsCcxLZhAEehLhmL" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.nypost.com/p/news/local/brooklyn/item_Js4YPEcsCcxLZhAEehLhmL?referer=');">New York Post</a></p>
<br />
事実を知らされる前に、共和党のみならず民主党議員もエイコーンはけしからんと、政府からの援助金を打ち切る法案を可決し、エイコーンは解散を余儀なくされた。<br />
<br />
このビデオの仕掛け人がアンドリュー・ブライトバートという病原菌だ。<br />
コイツは金に飽かせてティー・パーティーが喜びそうなスキャンダルを次々にでっちあげ、オバマ政権を脅かそうとしている。<br />
<br />
次にターゲットになったのがシャーリー・シェロッドという農務省職員。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/08/vagabond22_2.jpg" alt="" title="" width="300" height="382" /></p>
<br />
彼女は 全国有色人種向上協会（National Association for the Advancement of Colored People, NAACP）に招かれた席で自らの経験を折り込んだスピーチをし、その中でかつてアラバマ州の黒人農夫たちが不当に農地を失うのを防ぐ活動をしていたときに、白人夫婦から相談を受け、最初はなぜ私が白人のために一肌脱がなければならないのかと思ったが、不当な農場破産は人種問題ではなく、貧困者すべての問題なのだと気づき、自分の考えを改めるに至ったという話をした。<br />
<br />
結局、彼女はこの白人夫婦のために尽力し、農場破産から救ったのだがその部分はカットされ、いかにもシェロッドが農務省勤務となった今も白人に対して差別しているかのようにビデオは編集され、ブライトバートが運営するウェブサイトからフォックスTVで流し続けられた。<br />
<br />
さらに嘆かわしきは、農務長官のトム・ヴィルサックが事実関係を確認することもなく、シェロッドの辞任を求め、彼女は解雇されてしまったことだ。<br />
<br />
フォックスTV以外のメディアは、さらなる取材を行い、この彼女の話に出てくる白人夫婦にインタビューし、彼女のおかげで破産せずにすんだという証言を引き出したり、この話が農務省に務める以前のエピソードであること、シェロッドの祖父は、人種差別の激しい南部で白人のリンチに遭って殺されたこと、彼女が夫婦ともに人種差別と戦ってきた活動家であること、などの事実を報道したが既に時遅し。<br />
<br />
とんだフライング解任をヴィルサックは謝罪する羽目になった。<br />
<br />
これでオバマ政権もわかっただろう。フォックスTVはマスコミではない。<br />
アンチオバマのプロパガンダを垂れ流すただの嫌がらせ軍団だ。ティーパーティーは国家を脅かすテロリスト集団だ。<br />
<br />
共和党もオバマ政権の政策に何一つ歩み寄ろうとしない。<br />
メキシコ湾を汚染させたBPを応援し、高所得者の税金を軽くし、金持ち（白人男性に限る）がさらに金持ちになる社会をとりもどそうとしている共和党と妥協して政策を通す必要はまったくない。<br />
<br />
願わくばオバマ大統領には、バカ息子ブッシュ前大統領のように自分の思うところへ存分に突き抜けてもらいたい。<br />
<br />
それ以外にアメリカが再生する道はない。</p>


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		<title>No.21 独立して以来、ずーっと戦争しているアメリカという国</title>
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		<pubDate>Tue, 06 Jul 2010 21:08:31 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Kay Ohara</dc:creator>
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独立記念日を控えたアメリカで前代未聞の（というより久しぶりの）衝撃人事ニュースがあった。アフガニスタンに駐留している米軍のマクリスタル総指揮官がクビになったというものだ。

このいきさつを説明すると、ローリング・ス [...]]]></description>
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<p>
独立記念日を控えたアメリカで前代未聞の（というより久しぶりの）衝撃人事ニュースがあった。アフガニスタンに駐留している米軍のマクリスタル総指揮官がクビになったというものだ。<br />
<br />
このいきさつを説明すると、ローリング・ストーン誌のインタビューに答えたマクリスタルが、「こんなんじゃ勝てない」とか「現場がバラバラ」とか、オバマ大統領のアフガニスタン政策に対して文句をつけていると書かれた記事に載った。<br />
<span id="more-2997"></span><br />
軍の最高司令官は「コマンダー・イン・チーフ」という肩書きを持つ米大統領、つまり一般人ということになる。軍人を統率するトップが軍人ではない組織になっている、ということで、これを「シビリアン・コントロール」と呼ぶのだが、一番大事なのは、軍が暴走してクーデターなんかが起きないように、絶対的服従が求められる。<br />
<br />
そして軍の中ではいちばん下っ端から、いちばん偉い将軍に至るまで、上官の命令には絶対服従が基本。<br />
そもそも軍の訓練なんて、どう何も考えずにちゃっちゃと上官の言うとおりに動けるかをたたき込む、ってことだし。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/07/vagabond21.jpg" alt="" title="" width="450" height="300" /><br />
PHOTO : <a href="http://www.flickr.com/photos/hryckowian/" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.flickr.com/photos/hryckowian/?referer=');">Hryck</a></p>
<br />
総司令官が大統領の国策を批判するなんて、あってはならないこと。<br />
日本でも田母神論文騒ぎがあったときも、問題だったのは、その発言内容が正しいか正しくないかではなく、軍人が組織のあり方について政府の公式見解と違うことを公にしたという点だ。<br />
<br />
オバマ政権のアフガニスタン政策といっても、これは別にオバマが始めた戦争ではなく、大統領になった時点で既に続いていた戦争をどう終わらせるかで色々な案が出ているということだ。<br />
<br />
大統領が軍の司令官をクビにしたのは、トルーマン大統領が、日本人にもおなじみのダグラス・マッカーサー司令官をアジアから引っ込めた、というのが最後。<br />
なんとマッカーサーは「原爆使わせてくれたら中国だってやれるぞ」みたいな発言をしてたとか。<br />
<br />
まぁ、そんなわけで後釜にはマクリスタルの上司にあたるペトレイヤス中央司令官が選ばれた。もうイラクで十分国のために働いてそろそろ引退、なんて考えていたが、大統領にもう一回、任地に赴いてくれと言われて引き受けたところが軍人の鑑。<br />
しかもイラクより手強いかもしれないアフガニスタンで。<br />
<br />
一方、もう廃れるばかりで落ち目とされていたローリング・ストーンという雑誌の新米従軍記者がこんなスクープをとってきた、ってんで、ジャーナリストの中にはCBSのララ・ローガンみたいにやっかむ者も出てきた。<br />
「国の軍事政策のためにならない情報はオフレコで聞くものよ」なーんて、平気な顔してテレビで言ってたけど、おまえこそ金髪美人が戦地にやってきました、ってんで、軍人やジャーナリスト仲間とやりまくってたことがバレてるんだよなー。<br />
<br />
何はともあれ、アフガニスタンはかつてソ連軍も侵攻してみたものの、泥沼化して敗退を余儀なくされた国。<br />
アメリカもなんだかんだ言って、もう10年も、アルカイダだのタリバンだの、実態がありそうでなさそうな敵と戦ってきて、出口さえも見えやしない状態。ペトレイヤス司令官がどこまで何をやれるのか、これも未知数。<br />
<br />
これ以上、人も金も出す余裕はないだろうに、本当に戦争が好きなんだよなぁ、アメリカって。</p>


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		<title>No.20 アリゾナのバカ白人勢力が人種差別を合法化</title>
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		<pubDate>Wed, 05 May 2010 06:16:39 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Kay Ohara</dc:creator>
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周りを海に囲まれた日本では想像しにくいが、地続きの国境があるというのはどういう感じなのだろう？

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<p>
周りを海に囲まれた日本では想像しにくいが、地続きの国境があるというのはどういう感じなのだろう？<br />
<br />
あいにくと、車や電車で国境を超えたことはあるが、アメリカとカナダとか、ヨーロッパ圏内でしか経験がないので「違う国に来た」という気があまりしなかった。<br />
<br />
目に見える線が引いてあるわけではない、だけど一線を超えると、そこに住んでいる人たちの言語も文化も、そして人種までもが違う。さらにその２カ国の間に経済格差があったとしたら？<br />
<span id="more-2728"></span><br />
アメリカとメキシコの国境は延々と３千キロ以上続いており、テキサス、ニューメキシコ、アリゾナ、カリフォルニアの４州が隣接している。<br />
<br />
エルパソやサンディエゴといった町の近くでは警備も徹底されているが、人目の届かない地点で年間約50万人もの人々が違法に国境を超えているとされている。<br />
<br />
リーマンショック以来、失業率が高まっているとはいえ、アメリカ人にしてみれば３Kでとてもやりたくないような仕事でも、メキシコの労働者にとっては命をかけてでもありつきたい食い扶持である。<br />
<br />
さらにマリファナやコカインを運び入れることができれば、とてつもないカネを手にすることができる。<br />
<br />
そこには血生臭い闘争がつきもので、ドラッグをめぐるギャングの争いだの、高額な借金をして違法越境を手助けする「コヨーテ」の取り立てや誘拐だの、荒っぽい事件も多く、国境の町の人々が不安に思うのは無理もない。<br />
<br />
だが、今回アリゾナ州で可決された移民法案は、プロファイリングと呼ばれる人種差別を合法化するだけで、問題解決にはならない。<br />
<br />
州議会の上下院で可決され、ジャン・ブルーワー州知事が署名して立法されたこの法案では、（州政府の管轄下にある）警察が、「見た目」が怪しい者に対して身分証明書を提示することを求めることを求める、という一見なんの問題もなさそうな決まりだ。<br />
<br />
日本では既に外国人は、滞在許可を示す身分証明書を常時保持していることを義務づけられている。<br />
<br />
だが、見た目が怪しい、というのは、どう考えても「南米系と思われる」ことを指しており、何をもってして怪しいかどうか見極めるのか？と記者に問われ、ブルーワー州知事が「靴とか、服装とか、警察ならわかるはず」と誤魔化したことで失笑を買ったように、これはレイシャル・プロファイリングというれっきとした差別にあたる。<br />
<br />
そして、もっと大きな流れで見れば、これもまたオバマ大統領という「異国人」に国を乗っ取られつつあると感じるバカな白人の自己防衛の一環ということもできる。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/05/vagabond20.jpg" alt="=" title="=" width="450" height="301" /><br />
PHOTO : <a href="http://www.flickr.com/photos/paraflyer/" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.flickr.com/photos/paraflyer/?referer=');">Tobias</a></p>
<br />
今年は10年に一度の国勢調査が行われる年だが、アメリカの人口構成はどんどん変わりつつあり、白人がマイノリティー化するのは避けられない。<br />
<br />
この法律に対する反対運動はアリゾナ州だけでなく、全国に広がり、メーデーでもある５月１日には各都市で大規模なデモが行われた。いずれにせよ、最高裁判所まで争うことになれば、憲法違反にあたるであろうことも明白だ。<br />
<br />
移民問題は、アメリカに住むすべての日本人にとっても他人事ではない。<br />
<br />
たまたまアリゾナでは「ブラウン・ピープル」としてメキシコ人が槍玉に上がっているが、おバカな白人にとってみれば、日本人だってどんなに合法的に滞在し、税金を払い、英語をしゃべり、アメリカに貢献していても「イエロー・ピープル」なのだから。<br />
<br />
そして移民問題は、日本にとっても他人事ではなくなってきている。<br />
今回のアリゾナの騒ぎを他山の石とされたい。<br />
<br />
全米各地でアリゾナ州に対する経済的措置が検討されている。もし、賛同する気があるのであれば、機内誌のSkyMallというカタログで買い物しない（本社がアリゾナ）、グランドキャニオンに旅行しない、というのはどうだろう。</p>


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		<title>No.19 原爆もっと落としておけば…地方議員のバカ発言に開いたクチが塞がらない</title>
		<link>http://www.nyniche.com/archives/2630</link>
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		<pubDate>Mon, 05 Apr 2010 08:07:43 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Kay Ohara</dc:creator>
				<category><![CDATA[怒りの鉄拳！ 紐育バガボンドが斬る！]]></category>
		<category><![CDATA[インターネット]]></category>
		<category><![CDATA[政治]]></category>
		<category><![CDATA[時事]]></category>

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これがネットのない時代だったら、愚か者の戯言として誰にも気づかれず、問題にもならなかったかもしれない。Facebookさえなかったら、こんな発言もごく身内の人が耳にしただけだったろう。

「アニメなんてものがあるの [...]]]></description>
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<p>
これがネットのない時代だったら、愚か者の戯言として誰にも気づかれず、問題にもならなかったかもしれない。Facebookさえなかったら、こんな発言もごく身内の人が耳にしただけだったろう。<br />
<br />
<strong>「アニメなんてものがあるのは、原爆２つじゃ足りなかったことの証さ」</strong>―こんな暴言を吐いたのは、ニューハンプシャー州の州議会議員、ニック・レヴァサーという御仁。<br />
<span id="more-2630"></span><br />
日本でも非実在のアニメ・漫画キャラの規制が叫ばれ、アメリカでもマンガ本のコレクションに少女の性描写が含まれていたカドで有罪判決を受けた者がいる昨今、未成年者に対する性犯罪を増長させるとしてアニメやマンガを取り締まれと極論を唱える者が後を絶たない。<br />
<br />
だからとはいえ、そこにアメリカの過去最悪の軍事行為を持ち出し、広島・長崎の原爆投下で被爆し亡くなった何万人もの人々の苦しみを省みず、もっと原爆を落としておけば…どうだったというのであろう？<br />
<br />
日本が敗戦後まったく立ち直れず、ポップカルチャーも育たず、マンガやアニメの女の子たちが描かれなかったというのだろうか？<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/04/vagabond19_1.jpg" alt="vagabond19_1" title="vagabond19_1" width="400" height="264" /><br />
PHOTO : <a href="http://www.flickr.com/photos/spunter/" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.flickr.com/photos/spunter/?referer=');">Steve Punter</a></p>
<br />
いかに地方の小役人の戯言とはいえ、地方政治の一端を担う公的な立場にある人間の発言が問題視されないわけはなく、目ざとい<a href="http://www.animevice.com/news/state-rep-anime-an-example-of-why-two-nukes-wasnt-enough/4068/" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.animevice.com/news/state-rep-anime-an-example-of-why-two-nukes-wasnt-enough/4068/?referer=');">Anime Vice</a>や<a href="http://www.otakureview.net/?p=7088" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.otakureview.net/?p=7088&amp;referer=');">Otaku Review</a>というサイトがレヴァサーに詰問したたところ、彼はこの発言がジョークであったと主張し、謝罪の言葉を発表し、ただちにFacebookから問題発言を削除した。<br />
<br />
が、時既に遅し。<a href="http://www.geekosystem.com/nick-levasseur-anime-nuke-joke/" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.geekosystem.com/nick-levasseur-anime-nuke-joke/?referer=');">ローカルのニュース番組</a>でも取り上げられ、ニック・レヴァサーの暴言が日の下にさらされたわけだ。<br />
<br />
「フェイスブック」というのは日本のミクシーのようなSNSで、個人が自由に発言、自己報告し、それを友人から広く一般まで、段階的にアクセスできるもので、レヴァサーのページでは、その発言は一部のごく親しい友人に向けたもので、ジョークのつもりだったと弁解があった。<br />
実際には一般の誰もがアクセスして見られる状態だったのだが。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/04/vagabond19_2.jpg" alt="" title="" width="283" height="349" /><br />
PHOTO FROM : <a href="http://gatewaypundit.firstthings.com/2010/03/racist-nh-dem-rep-on-japanese-2-nukes-just-wasnt-enough/" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/gatewaypundit.firstthings.com/2010/03/racist-nh-dem-rep-on-japanese-2-nukes-just-wasnt-enough/?referer=');">Gateway Pundit</a></p>
<br />
ただし、彼は今回の発言と、自分のニューハンプシャー州における議員としてのキャリアは全く別のものとして評価されるべきであると唱え、謝罪以上の行為には出ていない。<br />
<br />
が、果たしてそうなのだろうか？<br />
<br />
曲がりなりにも選出されて公的な立場にある人間が、他国の悲劇を茶化すような問題発言をして、それで済まされるのだろうか？<br />
<br />
プライベートな場でなら（インターネットはプライベートな場ではないが）、どんなひどいジョークを言ってもいいのだろうか？<br />
<br />
少なくとも人間的評価という点で、レヴァサーという議員の無知、無教養、思慮のなさ、が露見されたわけで、それが彼の仕事ぶりにまったく関係がないともいい切れない。<br />
<br />
今のところ、レヴァサー議員はこの件に関する問い合わせには一切応じず、メールアドレスも変え、フェイスブックのページも一般アクセス禁止になっている。<br />
<br />
この愚か者のところに英語版『はだしのゲン』でも送りつけてやってはどうだろうか？　宛先はこちら。<br />
<br />
Rep. Nick Levasseur<br />
202 Concord St, Apt 3<br />
Manchester, NH  03104-4833<br />
tel: (603)782-4862<br />
<br />
「非実在青年規制法」に関する私のコラムは<a href="http://oharakay.com/archives/2059" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/oharakay.com/archives/2059?referer=');">こちら</a>。</p>


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		<title>No.18 トヨタの公聴会で露呈したのは、米議員と日本のマスコミのバカさ加減</title>
		<link>http://www.nyniche.com/archives/2459</link>
		<comments>http://www.nyniche.com/archives/2459#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 01 Mar 2010 07:05:09 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Kay Ohara</dc:creator>
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		<category><![CDATA[アメリカ生活]]></category>
		<category><![CDATA[政治]]></category>
		<category><![CDATA[時事]]></category>
		<category><![CDATA[経済]]></category>

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トヨタのリコール問題で、先週アメリカの下院の監視・政府改革委員会で公聴会が行われ、豊田社長が召喚に応じたというので、２日間ネットのストリーミングで結局ほとんど見てしまった。

相変わらず、日本のマスコミでこの公聴会 [...]]]></description>
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<p>
トヨタのリコール問題で、先週アメリカの下院の監視・政府改革委員会で公聴会が行われ、豊田社長が召喚に応じたというので、２日間ネットのストリーミングで結局ほとんど見てしまった。<br />
<br />
相変わらず、日本のマスコミでこの公聴会の様子が偏向して伝えられ、その意義が曲解されている気がする。<br />
<br />
さらに日本のマスコミを叩きたいブロガーが、あることないこと書くので、まるでアメリカ人全員がトヨタのリコール問題で日本の企業全てに対して憎悪を抱いているような印象を与えているようだが、それは事実ではない。<br />
<span id="more-2459"></span><br />
運転中にアクセルが動かなくなり、事故に遭ったり、怖い目にあったりした上、それがトヨタ車の欠陥のせいだと固く信じ、トヨタを恨んでいる人たちはほんの人握りに過ぎない。<br />
<br />
もちろん、遺族や被害者に対し、充分な調査の上で然るべき賠償はされるべきだ。<br />
<br />
だが、今回の公聴会でトヨタを責め立てた議員の中には今年後半の中間選挙を控え、自分の選挙区での支持を気にするあまり、体のいいパフォーマンスを演じている者が多かったことは否めない。<br />
<br />
トヨタ側の答弁を聞く耳など最初から持たず、イエスかノーで即答できないような質問をわざと用意し、正義漢ぶるアホな議員の詰問が、まるでアメリカの世論を代弁しているかのように伝えられていたのは残念なことだ。<br />
<br />
もちろんニューヨーク・タイムズもワシントン・ポストも、今回の公聴会でトヨタを責める報道はしていない。トヨタを責める者もいる、と報道しているに過ぎない。<br />
社説の論調では、公聴会に豊田社長が出席したことを評価し、真摯にリコール・修理に注力すべきという当たり前のことを言っている。<br />
<br />
アクセルペダルの問題が電気系統に原因がある可能性があると主張している人たちの素性もしっかり正しく報道して欲しい。<br />
<br />
トヨタのトップ技術者グループが何年もテストを続けても導き出せなかった電気系統の欠陥を数時間で割り出したとされるインチキ技術者、その調査を依頼した無名のコンサル会社、そしてそのコンサル会社に調査を依頼した弁護士団体が、そっくりそのままトヨタを訴えようとしている集団であることが、この公聴会の１日目に露呈されたが、豊田社長が登場する前の日だったからか、ほとんど抹殺されているのは手落ちではないのか？<br />
<br />
トヨタ北米CEOのレンツも公聴会の初日に引っ張り出されていたが、彼の言い分は、自分が就任する以前のことはわからないので責任を負えない、リコールの決定はすべて本社が取り仕切っているので自分には何もできない、と、逃げるばかり。<br />
<br />
そして２日目には、豊田社長の登場。毎日のようにいくつも行われている下院の公聴会に、こんなに大勢の報道陣が集まったのは記憶にない。もちろん報道陣といっても日本のマスコミが大半。<br />
<br />
そのギャラリーを前に、さらに張り切ってパフォーマンスを披露するアメリカの下院議員。<br />
またしてもあまり意味のない質問・詰問のオンパレード。<br />
<br />
翻訳が追いつかないほど、一方的にまくし立てるヤツ、長々と喋る割には質問になっていないヤツ、どう考えてもその場で答えられないような質問を投げるヤツ…出れば出るほど、アメリカにはまだまだ議席にしがみついているバカ議員が多いんだということがバレる公聴会だった。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/03/vagabond18.jpg" alt="" title="" width="350" height="490" /><br />
コイツが一番バカそうな質問を連発していたミシガン州のディンゲル議員<br />
PHOTO from <a href="http://en.wikipedia.org/wiki/John_Dingell" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/en.wikipedia.org/wiki/John_Dingell?referer=');">Wikipedia</a></p>
<br />
こんな浅はかな猿芝居を見抜けないとは、日本のマスコミもよほどバカなのか、英語がわからないのか、いやそれとも、トヨタが攻撃されていると報道したいのか？<br />
<br />
そもそも、ひとつ大事なことが抜けている。<br />
<br />
それは、アメリカ人の殆どがこの問題に関心がないということだ。<br />
トヨタ車を運転していたとしても、ま、そのうちディーラーに持っていってみようかな、ぐらいに構えている。なにしろ、アメリカ人はフォードが生み出した伝説的な欠陥車「ピント」を作り出し、それを平気で運転していた人たちだからね。<br />
<br />
そして日本に関心のある一握りの人たちは、既に日本企業の組織の体質や、「謝罪」に関する文化的背景の違いや、日本の社長さんたちの英語力がどの程度のものなのかは知っている。<br />
とりたててトヨタを責めようという気は毛頭ない。<br />
<br />
結局、今回のリコール事件も、日本のマスコミが自分たちの都合の良いように報道しているだけなのだ。<br />
<br />
思い起こせばもう30年近くも前の事件になるが、アメリカの自動車産業に陰りが見え始め、バブルの波に乗った日系企業が傍若無人の振る舞いをし始めた頃、中国系アメリカ人のエンジニアがデトロイトで日本人と間違われ、殺されたことがあった。<br />
<br />
いわゆる「ジャパン・バッシング」がアメリカ人に殺意さえ抱かせたあの頃に、逆戻りしてしまったということなのだろうかと暗澹たる気持ちにもなったが、トヨタがこの四半世紀に欠陥車が出ても平気でアフターケアを怠ってきたとは誰も思っていない。<br />
やり方によってはかなり早急に信用回復をすることも不可能ではない。<br />
<br />
ただ、ひとつ言えるのは、日本の企業が今後もアメリカを市場として製品を輸出していくのなら、良いものを作っているだけではダメで、良いものを作っていますとアピールし、良くないものを出してしまったときは、もっとさっさと過ちを認め、速やかに事後処理ができる組織づくりが求められるだろうということだ。</p>


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		<item>
		<title>No.17 共和党下院議員のバカと日本の国会議員のバカ、どっちが重症？</title>
		<link>http://www.nyniche.com/archives/2317</link>
		<comments>http://www.nyniche.com/archives/2317#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 01 Feb 2010 22:07:27 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Kay Ohara</dc:creator>
				<category><![CDATA[怒りの鉄拳！ 紐育バガボンドが斬る！]]></category>
		<category><![CDATA[アメリカ生活]]></category>
		<category><![CDATA[政治]]></category>
		<category><![CDATA[時事]]></category>

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そろそろオバマ大統領も就任後１年が過ぎ、公約したほどには順調に政策が進んでいないだの、支持率が落ちただのと言われているようだが、個人的には８年もの「悪政」を正すにはまだまだ時間がかかるだろうし、長い目で見るようにし [...]]]></description>
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<p>
そろそろオバマ大統領も就任後１年が過ぎ、公約したほどには順調に政策が進んでいないだの、支持率が落ちただのと言われているようだが、個人的には８年もの「悪政」を正すにはまだまだ時間がかかるだろうし、長い目で見るようにしている。<br />
<br />
上院でも下院でも、民主党が多数を確保しているのだから、もっと自分が通したい法案をゴリ押しすることも可能なのに、オバマはそれをしない。<br />
<br />
それどころか、先月29日、共和党下院議員が集まる中、果敢にも一人で、しかもプロンプターなしで、腹を割った話をしようぜ、何でも質問・意見をぶつけてくれ、という場をもったのだ。<br />
<span id="more-2317"></span><br />
手ぐすね引いてやってきた共和党議員たちだったが、まるで落第生が宿題をしてこなかったいいわけをあれこれこねくり回して、やり込めてやろうというレベルの低い質疑応答だった。<br />
事実無根のくだらない言いがかりに対しても、オバマ先生は訥々と教育の大切さを訴えている、みたいな図式になって、さすがの共和党も恥ずかしくなったのだろう、あまり報道されなかった。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/02/vagabond17.jpg" alt="" title="" width="450" height="398" /><br/><br />
PHOTO : <a href="http://www.flickr.com/photos/89934978@N00/" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.flickr.com/photos/89934978_N00/?referer=');">Alex Johnson</a></p>
<br />
リパブリカンたちは、口々になぜ自分たちが提唱する減税をやらないのか、とか、我々が提案する健康保険改革案を聞き入れないのか、などと、えらそーに言うのだが、オバマはキッパリと「今の経済状況で一律に金持ちにも減税するつもりはない」「改革案は現実に則ったものでなければならない」と懇々と諭していた。<br />
<br />
しかもあらかじめ用意されたスピーチは一切なし。<br />
テレプロンプターを使わないオバマは言葉をゆっくり、慎重に選び、まるでその様は頭の中に次々と出てくる正確なデータと、誤解を受けない言い方を瞬時に選んで話をしているかのよう。<br />
<br />
その場にいた共和党議員が一人残らずバカに見えたね。<br />
<br />
まぁ、バカなんだから、自分がオバマにかなわないと言うことがわからない、という可能性もあるから、これでどれほど歩み寄りにつながるかどうかはわからないが。<br />
<br />
一方、何度見ても、全員がバカとしか思えないのが日本の国会。<br />
女性議員が発言すれば「うるせぇババア」、うるさいだけのヤジが飛び交い、かと思うとあくびをしたり、退席してタバコを吸ったりする。その中でも一番うるさい亀井というバカが日本を動かす政治家気取りでいるのがまことに胸くそ悪い。（しかもファーストネームが「しずか」ってのがまた笑わせるよなー）<br />
<br />
こういうバカな政治家どもに限って、なぜだか偉そうに日本人の品格だの、美しい国だのと、言える神経がわからない。<br />
<br />
まぁ、アメリカの政治もようやく一人、賢い人がトップに立っただけなのかもしれないけど。<br />
<br />
</p>
<blockquote><p>こんな人たちばっかり<br />
●亀井静香の公式ホームページ：<a href="http://www.kamei-shizuka.net/" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.kamei-shizuka.net/?referer=');">http://www.kamei-shizuka.net/</a><br />
（ いきなり歌い出すので 注意が必要！）<br />
<br />
●<a href="http://www.truthdig.com/avbooth/item/obama_and_the_house_gop_full_qa_from_baltimore_20100129/" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.truthdig.com/avbooth/item/obama_and_the_house_gop_full_qa_from_baltimore_20100129/?referer=');">オバマvs.共和党会員議員のミーティング</a><br />
</p></blockquote>
<p>
<br />
</p>


	Tags: <a href="http://www.nyniche.com/archives/tag/%e3%82%a2%e3%83%a1%e3%83%aa%e3%82%ab%e7%94%9f%e6%b4%bb" title="アメリカ生活" rel="tag">アメリカ生活</a>, <a href="http://www.nyniche.com/archives/tag/%e6%94%bf%e6%b2%bb" title="政治" rel="tag">政治</a>, <a href="http://www.nyniche.com/archives/tag/%e6%99%82%e4%ba%8b" title="時事" rel="tag">時事</a><br />

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		<title>No.16 紺碧のマ州から、赤いケネディもどきが？</title>
		<link>http://www.nyniche.com/archives/2105</link>
		<comments>http://www.nyniche.com/archives/2105#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 11 Jan 2010 09:04:20 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Kay Ohara</dc:creator>
				<category><![CDATA[怒りの鉄拳！ 紐育バガボンドが斬る！]]></category>
		<category><![CDATA[政治]]></category>
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ボストンを中心地とするマサチューセッツ州といえば、アメリカ大陸に一番最初にイギリスを追われた清教徒たちがボートで乗り付けた場所で、今も松阪投手のいるレッドソックスの本拠地として、あるいは、ハーバードやMITなどの有 [...]]]></description>
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<p>
ボストンを中心地とするマサチューセッツ州といえば、アメリカ大陸に一番最初にイギリスを追われた清教徒たちがボートで乗り付けた場所で、今も松阪投手のいるレッドソックスの本拠地として、あるいは、ハーバードやMITなどの有名大学のお膝元として、ニューヨークに継いで日本人にもある程度なじみのある場所だろう。<br />
<br />
アメリカを共和党支持の赤い州、民主党支持の青い州に塗り分けるとしたら、マサチューセッツは建国以来ずっと青、しかも水色や紫がかった青ではなく、深い真っ青な色になるだろう。<br />
<span id="more-2105"></span><br />
周辺のニューイングランド地方の人たちは、代々政治家を輩出したケネディ家の人たちを敬愛していて、昨年テッド・ケネディ上院議員が亡くなったときは本気で悲しがっていた。<br />
そのケネディ家の人々も代々民主党一筋で、お金持ちになった途端共和党に鞍替え、というありがちな選択をとらなかったぐらいだ。<br />
<br />
さて、そのケネディ上院議員が亡くなったあと、各州に２人と決められている議席が空いたので、補充選挙をすることになった。<br />
<br />
民主党からはずっとAttorney General法務長官を務め、州民にも認知度が高かったマーサ・コークリーが出馬。AG時代から果敢にウォールストリートの汚職や、児童虐待と戦う姿勢が評価され、当選間違いナシ…と安心していたのが仇になったのかもしれない。ギリギリになって共和党が出してきた候補が着々と支持票を伸ばしていると聞いてびっくりした。<br />
<br />
そのスコット・ブラウンという候補がまた香ばしいというか、ありえない人選でありえないキャンペーンを展開してきた。<br />
<br />
なんと、ちょっとケネディ似（よく見ると全然似てないけど）の容貌を武器に、ヌードを披露して（誰の？）票を伸ばしているというのだ。<br />
コスモポリタン誌に載ったこの写真、実は学生時代に小遣い稼ぎに撮ったものだというが、ケネディー一家の政治理念とは全くかけ離れた政策をとる、いわば敵のような共和党の候補がもしかして当選するかもしれない、と聞いただけで虫酸が走った。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2010/01/vagabond16.jpg" alt="" title="" width="450" height="338" /><br />
PHOTO : <a href="http://www.flickr.com/photos/admiralzing/" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.flickr.com/photos/admiralzing/?referer=');">Tzpkcht Kzmsrskstlrz</a></p>
<br />
母子家庭で育ち、スポーツ万能、そして愛娘のエイラは、人気番組「アメリカン・アイドル」に出ていたということで、人気はあるようなのだが、彼がマサチューセッツ州で接戦になるほど票を伸ばすこと事態が信じられない。アメリカ人ってなんだかんだ言って、白人男に弱いのね、と溜息が出る。<br />
テッド・ケネディを支持し続けてきたのも、彼が尽力した社会の弱者のセイフティーネット構築に共感したんじゃなくて、ケネディという苗字のせいだったのか？<br />
<br />
ちょっとマサチューセッツに幻滅しかけているこの頃なのであった。<br />
<br />
 （後日談：直前のアンケートでは、ディベートで勝ったとされるコークリー候補が支持率で15％の差をつけたときいて、ホッとしているところ。）<br />
<br />
</p>
<blockquote><p>（スコット・ブラウンが昔ヌードで出ていたコスモのページ）<br />
<a href="http://www.cosmopolitan.com/celebrity/news/scott-brown-nude-in-cosmo" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.cosmopolitan.com/celebrity/news/scott-brown-nude-in-cosmo?referer=');">http://www.cosmopolitan.com/celebrity/news/scott-brown-nude-in-cosmo</a><br />
<br />
（地元紙の上院議員選挙のページ）<br />
<a href="http://www.boston.com/news/politics/2010/senate_race/" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.boston.com/news/politics/2010/senate_race/?referer=');">http://www.boston.com/news/politics/2010/senate_race/</a></p></blockquote>
<p></p>


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</ul>

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		<title>No.15 泣きっ面の交通事故から蜂の巣をつついたような愛人騒動に発展した、踏んだり蹴ったりのタイガー・ウッズ</title>
		<link>http://www.nyniche.com/archives/2029</link>
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		<pubDate>Mon, 07 Dec 2009 05:07:05 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Kay Ohara</dc:creator>
				<category><![CDATA[怒りの鉄拳！ 紐育バガボンドが斬る！]]></category>
		<category><![CDATA[スポーツ]]></category>
		<category><![CDATA[セレブ]]></category>
		<category><![CDATA[恋愛]]></category>

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既に日本でも芸能ゴシップニュースとしてあまねく伝えられているタイガー・ウッズの交通事故/愛人騒動。

芋づる式とはこのことよと言わんばかりに、でるわでるわ、まだ事故の傷も癒えてなかろうに「実はタイガーとつき合ってる [...]]]></description>
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<p>
既に日本でも芸能ゴシップニュースとしてあまねく伝えられているタイガー・ウッズの交通事故/愛人騒動。<br />
<br />
芋づる式とはこのことよと言わんばかりに、でるわでるわ、まだ事故の傷も癒えてなかろうに「実はタイガーとつき合ってるの」「私も彼と寝たわ」「ほら、証拠のメッセージもあるわよ」ってな感じで、ここ掘れニャンニャン状態。<br />
<br />
裏がとれただけで、ただいま４人、結婚する前の話や、一夜限りの話に尾ひれがついたものを入れるとまだまだ増えそうな勢いだ。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2009/12/vagabond15.jpg" alt="" title="" width="400" height="365" /><br />
PHOTO : <a href="http://www.flickr.com/photos/keithallison/" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.flickr.com/photos/keithallison/?referer=');">Keith Allison</a></p>
<br />
でも、いつまでこんな陳腐なニュースに驚いているの？という気もする。<br />
相手は世界でもトップのスポーツ選手だ。有名人だし、金もうなるほどある。結婚してようがゲイだろうが、女が寄ってこないわけがないだろう。<br />
<br />
バッカだなぁ、タイガー。<br />
<span id="more-2029"></span><br />
近所の木に車をぶつけて脳しんとうでモウロウとしているところに、スキャンダルでガーンとやられて、茫然自失だろう。奥さんは優しく看病してくれるどころか、プリナップ（婚前契約書）を書き直せ、慰謝料払え、とギャンギャン責め立てていることだろう。<br />
<br />
ところで、事故発生当時、自宅にいた奥さんのエリンさんは、ゴルフクラブを使って後方部の窓を割り、意識不明の彼を助け出したとも、逃げるタイガーを追いかけてゴルフクラブを振り回してたとも言われ、なぜか中国で勝手にCGニュースが作られて、アメリカのマスコミが面白がってその映像を取り上げている。<br />
<br />
<p class="pic"><object width="425" height="261"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/7i5FlC1MpkE&#038;hl=ja_JP&#038;fs=1&#038;color1=0xe1600f&#038;color2=0xfebd01"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/7i5FlC1MpkE&#038;hl=ja_JP&#038;fs=1&#038;color1=0xe1600f&#038;color2=0xfebd01" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="425" height="261"></embed></object></p>
<br />
いさぎよく謝罪会見でしおらしくぜーんぶ認めれば、その後の反応も違っただろうに、メッセージといえば自分のウェブサイトで「transgressions（罪）を犯しました、申し訳ありません」と謝ったのはいいが、何に対して謝っているのか、事故なのか、浮気なのか、マスコミ騒動なのか、かんじんのその罪がなんなのか、まったく言及せず、かなり腰抜け。<br />
<br />
ついでに自分の名を冠したチャリティートーナメントをドタキャンして家にひきこもり。<br />
<br />
だらしねーなー、虎ちゃん。<br />
<br />
もしウッズが純粋にゴルフの賞金だけで暮らしているのなら「プライベートなことに首を突っ込まないでくれ」という権利もあるだろう。<br />
<br />
しかし、タイガー・ウッズは、天才的なプレーヤーであるばかりでなく、良き夫、良き父という、クリーンなイメージを売り物にして、ナイキやアメリカン・エクスプレスのコマーシャルで荒稼ぎしてきたのだ。<br />
それが浮気三昧、下半身大暴走、お手つき殿様だったとなれば、コマーシャルを享受してきた「皆様」に対して放っておいてくれでは済まされない。<br />
<br />
一番最初のナイキのコマーシャルを覚えているだろうか？　あどけない子どもたちが次々にI am Tiger Woods.と自ら宣言して、彼に寄せる憧憬の深さを全面に出したのが印象的だった。（これは映画『スパルタカス』がオリジナルで、スパイク・リーも『マルコムX』で子どもたちに同じことをさせていたっけ。）<br />
今じゃ、愛人が次々に I am Tiger Woods’ (girlfriend).と名乗りを挙げてるし。<br />
<br />
<p class="pic"><object width="425" height="344"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/tAnlcW_ILyw&#038;hl=ja_JP&#038;fs=1&#038;color1=0xe1600f&#038;color2=0xfebd01"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/tAnlcW_ILyw&#038;hl=ja_JP&#038;fs=1&#038;color1=0xe1600f&#038;color2=0xfebd01" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="425" height="344"></embed></object></p>
<br />
なさけねーなー、エルドリック。<br />
<br />
しかも面白いのが、愛人のねーちゃんたちがみんな似たようなタイプだってこと。<br />
トロフィーワイフとして一番価値の高い、元モデル、北欧系のブロンド美人はちゃっかり奥さんとしてキープ、浮気の相手はイケイケボディでロングヘア、ちょっとお下品な色気全開、フェロモンムンムン系のブルネット姉ちゃん。しかもナイトクラブで働いているとか、ラスベガスでカクテルウェイトレスしてるよーな女ばっかり。<br />
<br />
こういうタイプは、ナイスバディ以外の自己資産がなく、真面目な勤労意欲も持ち合わせず、有名で金持ちの男をゲットするためだけに生きてるようなもの。<br />
<br />
毎日鍛錬を積んでいる日本の芸妓や、男あしらいのプロとしての自覚を持っている銀座のママさんとは違って、日陰の愛人に徹する気持ちなんて微塵もない。相手が結婚してくれないなら、奥さんにバラすと脅してさらにふんだくるか、ゴシップ誌に洗いざらいしゃべってギャラをもらうか。<br />
<br />
そうでなくても、最低、周りの人間に「タイガーとやったのよ、アタシ」と吹聴しないわけがない。<br />
浮気の相手として一番リスクが高いってのを知らないんだろうか、ウッズともあろう大物が。<br />
<br />
もうひとつ言うならば、もうこれでわかると思うんだけど、スポーツ選手って闘魂ムンムン、男性ホルモン出まくりな人種なわけです。爽やかなスポーツマン、ってのはありえない。<br />
勝負の時だけ熱血野郎で、それ以外は草食男子になれ、っつー方がムリ。<br />
<br />
日本のスポーツ界でもそれは同じ。だから選手はみんな性欲持て余して、その辺にいる女子アナを食べちゃうわけです。それが好意的に報道されたり、あるいはスキャンダルにならないのは、スポーツ記者が、そういう職場の乱れた性風俗で恩恵を受けている側だから。（と、以前そういうスポーツ番組の裏方にいた経験から、この世界で浮気しない夫を見つけるのは至難の業だと思い知った。）<br />
<br />
さて、これからどうする、ウッズ？</p>


	Tags: <a href="http://www.nyniche.com/archives/tag/%e3%82%b9%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%84" title="スポーツ" rel="tag">スポーツ</a>, <a href="http://www.nyniche.com/archives/tag/%e3%82%bb%e3%83%ac%e3%83%96" title="セレブ" rel="tag">セレブ</a>, <a href="http://www.nyniche.com/archives/tag/%e6%81%8b%e6%84%9b" title="恋愛" rel="tag">恋愛</a><br />

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	</item>
		<item>
		<title>No.14 スマイル文化で世界平和はやってこない</title>
		<link>http://www.nyniche.com/archives/1861</link>
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		<pubDate>Mon, 09 Nov 2009 04:05:10 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Kay Ohara</dc:creator>
				<category><![CDATA[怒りの鉄拳！ 紐育バガボンドが斬る！]]></category>
		<category><![CDATA[アメリカ生活]]></category>
		<category><![CDATA[政治]]></category>

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		<description><![CDATA[


怒りの鉄拳などという名前のついたコラムを毎月書いているぐらいだから、どちらかと言えば私は人生を悲観し、普段から不平不満が多く、心の底にいつもグツグツと当て所のない怒りを滾らせている嫌な人間である。

とりあえず、そ [...]]]></description>
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<p>
怒りの鉄拳などという名前のついたコラムを毎月書いているぐらいだから、どちらかと言えば私は人生を悲観し、普段から不平不満が多く、心の底にいつもグツグツと当て所のない怒りを滾らせている嫌な人間である。<br />
<br />
とりあえず、その怒りの矛先は世の中の不公平とか、どこかのバカ息子元大統領とか、ウォールストリートの金持ち階級とか、漠然とした対象であることが多いので、あまり周囲の人に迷惑はかけていないつもりなのだが。<br />
<span id="more-1861"></span><br />
なのにアメリカでしかめっ面をして歩いていると必ずと言っていいほど通りすがりの人に「スマイル」を強要させられる。<br />
「どうしたの、お嬢ちゃん（どう見たってこっちはオバサンだけど、ま、相手はジジイだからそんなもんか）、笑って、笑ってー」とか、「そんな顔してるとほんとに不幸になっちゃうよ」とか、「せっかくの美貌が台無しだよ、ほら、スマイル見せて」ってな具合に。<br />
<br />
余計なお世話だ～！とさらに怒りが増すのだが、そんなくだらんケンカを売ってもお互いに何の得にもならないだろうと、一時しのぎの引きつった笑いを見せてやりすごしている。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2009/11/vagabond14.jpg" alt="" title="" width="400" height="267" /><br />
PHOTO : <a href="http://www.flickr.com/photos/atomicjeep/" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.flickr.com/photos/atomicjeep/?referer=');">Paul Hart</a></p>
<br />
まぁ、気持は持ちよう、というのはわかっている。「笑う門には福来たる」というのもあながちウソではあるまい。<br />
<br />
コップに半分の水が入っている時、それをhalf full（半分いっぱい）と言うのが楽天家で、half empty（半分空）というのが悲観的な人、とよく言うが、私にしてみれば「半分は半分であって、いっぱいでも空でもない」というのが真理。<br />
<br />
アメリカ人と言えば根明で楽天的なお国柄なんだけど、これが果たして良いことなのかどうか、最近疑問に思うことが多い。<br />
<br />
本で言えば、一時期『シークレット』という本がバカ売れしたのを思い出す。<br />
お金持ちになりたければドル札見て暮らせ、みたいな短絡的なポジティブ思考を推進する内容で、日本でも売れた。自己暗示が現実になる、と説いているわけだ。<br />
<br />
もう一つ、数年前にベストセラーになった本に『チーズはどこへ行った？』というのがあった。<br />
いきなりいつものチーズがなくなれば、不平不満もあるだろうに、文句なぞ垂れてないで、さっさと次のチーズを探せという内容。それって、何も考えないネズミになれってことなの？とこれも不思議だった。<br />
<br />
ところが、世の中には世界規模の不況だの、いつまでたっても終わらない戦争だの、気候の温暖化だのと、笑って済まされない深刻な問題が山積みになっているわけで、ニコニコしたぐらいで解決するなら私だって笑っているはず。<br />
<br />
このポジティブシンキングがアメリカに広まったのは最近のことではない。<br />
元々アメリカ大陸にやって来たプロテスタントの人たちの中でも、カルヴァン派という暗ーい、悲観的な宗派に対抗する明るい考え方を提唱したフィニアス・クインビーという人が18世紀中頃に書き留めたものを、メアリー・ベーカー・エディーという人がクリスチャン・サイエンスとして根付かせたところから始まっている。<br />
<br />
アメリカで週末の夜中にテレビをつけると、ジョエル・オスティーンだの、リック・ウォーレンだのと、「メガチャーチ」を率いるリーダーたちが大勢の人に「神を信じて明るく過ごせば、幸せになれまーす」とやっているのを観ることができる。<br />
<br />
宗教だけではなく、ビジネスにもポジティブシンキングの考え方が取り入れられて、トム・ピータースみたいな人が持ち上げられているが、本来、ビジネス上の決断をするには、洞察力とか、分析力とか、複雑な思考に根付いた決断が求められて然るべきではないのか？<br />
<br />
私が「いつも明るくニコニコ」が嫌いなのは、そこで思考が停止するからだ。<br />
ちゃんと考えぬいて解決しなければならない問題に直面していても、笑っていればどうにかなるさ、では本当に問題は解決しない。<br />
<br />
なのにアメリカでは、ガンになっても、失業しても、失恋しても「笑ってろ」と言われる。<br />
明るく、前向きになったところでガンは治らないし、仕事が降って湧いて出てくるわけではない。（笑っていた方が新しい恋人ができやすいだろう確率についてはとりあえず否定しないが。）<br />
<br />
何年こっちに住んでいても、この強制スマイルに馴染めない。というわけで今日もまた口を「へ」の字に曲げて、世の中を憂えている私なのであった。</p>


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		<title>No.13 二人のジョー・ウィルソン〜ヤジを飛ばすバカと、タイムズに寄稿するインテリ</title>
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		<pubDate>Tue, 06 Oct 2009 00:11:40 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Kay Ohara</dc:creator>
				<category><![CDATA[怒りの鉄拳！ 紐育バガボンドが斬る！]]></category>
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自分の国の大統領が嘘をついていると思ったとき、政治に関わる者としてどういう態度を取るべきか？　２つの例を挙げてみる。

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<p>
自分の国の大統領が嘘をついていると思ったとき、政治に関わる者としてどういう態度を取るべきか？　２つの例を挙げてみる。<br />
<br />
一人目のジョー・ウィルソン。サウスカロライナの上院議員。そう、サウスカロライナと言えば、奥さんにウソをついてアルゼンチンの愛人に会いにいったおバカ州知事マーク・サンフォードと同じ出身地。自分のことを棚に上げて人のあら探しをするのがこの州の人の特徴なのか？<br />
<br />
典型的な南部の州、ということは、白人がのさばってて、南北戦争に負けたことをいまだに恨んでて、メガトン級のデブも多く、ガチガチの保守的な考え方の人ばっかりで、ダーウィンの進化論も理解できず、趣味と言えば週末の大学アメフト観戦、お寿司を食べたこともなければ、外国に行ったこともない、という感じでしょうかね？<br />
<br />
（こういうことを書くと、ステレオタイプはいけないとか、そんな人ばっかりじゃない、という反論が来たりするんだけど、でも、だいたいのところホントでしょ？）<br />
<span id="more-1776"></span><br />
問題行動があったのは９月９日。なかなか進まない国民保険制度改革案に業を煮やしたオバマ大統領が上下院の議員全員を前に演説を行った。<br />
保険会社と結託した共和党保守派があまりにもひどいデマをでっち上げるものだから、おバカな国民の中には、政府がdeath panelというグループが病人を治療するかどうか決めるようになるだとか（今はそれを保険会社がやっているんだけど）、高齢者は抹殺されるとか、税金でガンガン堕胎手術をやるとか、ばっかばかしいことを心の底から信じて制度改革に反対する人がいる。<br />
<br />
それまで普通の大人ならわかるだろうぐらいのスピーチをしていたオバマが、今回の演説でとうとう小学生でも諭すように話し始め、「不法滞在者に保険が下りるようなことにはならない」と明言したところ、こともあろうに演説の途中で「嘘つき！」とヤジを飛ばしたけしからん議員がジョー・ウィルソンなのである。<br />
<br />
この上下議員を集めた場での大統領演説は一般教書演説にも匹敵する場で、たとえ野党の議員であっても賛成できる箇所では拍手することがエチケットとされるのに、エリック・カンター下院幹事長なんかは、ツイッターにメッセージでも送っていたのか、スピーチも聞かずにブラックベリーをいじっていたし、このジョー・ウィルソンはお下品にもヤジを飛ばすという暴挙に出た。<br />
オバマ大統領の後ろで聞いていたナンシー・ペロシ上院幹事長は隣に座っていたジョー・バイデン副大統領に何か囁いていたが、きっと「信じらんな～い、今の馬鹿、誰？」とでも言っていたに違いない。<br />
<br />
後でコイツはいったんは謝り、譴責決議まで受けたものの、その後は太々しい態度を取り続けている。しかも、笑っちゃうのは、それが全然ウソでもなんでもないことだ。保険制度改革案には「違法移民には保険をかけない」と明記されている。法案も読んどらんのか、このバカは。<br />
<br />
ウソじゃないのに、ウソだと決めつけて野次を飛ばす。まぁ、これが今の共和党議員のレベルです。<br />
<br />
ちなみに、このバカ議員が今までに貢献した法案と言ったら、州政府の建物に奴隷制度を死守しようとした南部軍の旗を立てようという時代錯誤的なもののみ。しかも、このジョー・ウィルソン、ジョーという名前でさえない。本名はアディソンというファーストネームだったりする。<br />
これがどういう意味を持つのかというと、南部ではよく、父方の親戚の名字を子供のファーストネームにするという変わった風習があるのですな。<br />
<br />
自宅で殺された美少女コンテスト娘のジョンベネちゃんを覚えてる？　ジョンベネちゃん、って変わった名前だと思ったことありません？<br />
あれは父親の名前がジョン・ベネットだからなんですね。こういう変なことをするんです、南部って。<br />
<br />
本名のアディソン・ウィルソンだと、なんか語呂が悪いし、いかにも南部！って感じだから「ジョー」という名前を名乗っているのでしょうな。<br />
<br />
<p class="pic"><img src="http://www.nyniche.com/new/wp-content/uploads/2009/10/vagabond_13.jpg" alt="" title="" width="450" height="260" /><br />
PHOTO : Wikipedia</p>
<br />
そしてもう一人のジョー・ウィルソン。こちらはれっきとしたジョーで、フルネームはジョセフ・チャールズ・ウィルソン４世。父ブッシュとクリントン政権の元でアフリカ諸国や中東を転々としたベテラン外交官。奥さんは身分を偽り、CIAのために働いてたヴァレリー・プレームと言えば、わかる人もいるのでは？<br />
<br />
9－11、アルカイダによるテロ事件の後、全然関係のないイラクと戦争をしたがっていたバカ息子ブッシュは、戦争開始の理由として、イラクが原爆を作るためにアフリカのニジェールからイエローケーキと呼ばれる酸化ウランを買おうとしている証拠を掴んだ、と国連でコリン・パウエル国務長官に発言させようとしていた。当時、これが本当かどうかを調べようとしてた奥さんに頼まれて、ジョー・ウィルソンはありとあらゆる自分のコネを駆使し、情報の真偽を確かめようとしたが、そんな事実は確認できなかったのに、ブッシュ政権はイラク戦争を始めてしまった。<br />
<br />
これに対し、ジョー・ウィルソンは「私がアフリカで見つけられなかったこと」というコラムをNYタイムズに寄稿した。<br />
<br />
ブッシュ政権はこれに対する報復措置として、彼の奥さんがCIAの人間だということをマスコミに漏らし、公表させてしまった。当然、ヴァレリー・プレームは秘密工作員として働くことはできなくなってしまった。これが二人目のジョー・ウィルソンのお話。<br />
<br />
外交官としての自分の経験と知識を踏みにじった政権が行った偽善を新聞のコラムで吐露したジョー・ウィルソンと、大統領演説の途中でヤジを飛ばしたジョー・ウィルソン。雲泥の差とはこのことなり。<br />
<br />
ヤジをとばしたところ<br />
<p class="pic"><object width="425" height="344"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/TyTelRaoBAI&#038;hl=ja&#038;fs=1&#038;color1=0xe1600f&#038;color2=0xfebd01"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/TyTelRaoBAI&#038;hl=ja&#038;fs=1&#038;color1=0xe1600f&#038;color2=0xfebd01" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="425" height="344"></embed></object></p>
<br />
外交官ジョー・ウィルソンの本<br />
<table  border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/Politics-Truth-Inside-Betrayed-Identity/dp/0786715510%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dnyniche-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D0786715510" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.amazon.co.jp/Politics-Truth-Inside-Betrayed-Identity/dp/0786715510_3FSubscriptionId_3D15SMZCTB9V8NGR2TW082_26tag_3Dnyniche-22_26linkCode_3Dxm2_26camp_3D2025_26creative_3D165953_26creativeASIN_3D0786715510?referer=');"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51XHN3KZ5FL._SL160_.jpg" border="0" alt="The Politics of Truth: Inside the Lies That Put the White House on Trial and Betrayed My Wife's CIA Identity" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/Politics-Truth-Inside-Betrayed-Identity/dp/0786715510%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dnyniche-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D0786715510" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.amazon.co.jp/Politics-Truth-Inside-Betrayed-Identity/dp/0786715510_3FSubscriptionId_3D15SMZCTB9V8NGR2TW082_26tag_3Dnyniche-22_26linkCode_3Dxm2_26camp_3D2025_26creative_3D165953_26creativeASIN_3D0786715510?referer=');">The Politics of Truth: Inside the Lies That Put the White House on Trial and Betrayed My Wife&#8217;s CIA Identity</a><img src='http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=nyniche-22&#038;l=ur2&#038;o=9' width='1' height='1' border='0' alt='' /><br />PublicAffairs  2005-05-10<br />売り上げランキング : 499051<br /><br /><a href="http://www.amazon.co.jp/Politics-Truth-Inside-Betrayed-Identity/dp/0786715510%3FSubscriptionId%3D15SMZCTB9V8NGR2TW082%26tag%3Dnyniche-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D0786715510" target="_blank" onclick="urchinTracker('/outgoing/www.amazon.co.jp/Politics-Truth-Inside-Betrayed-Identity/dp/0786715510_3FSubscriptionId_3D15SMZCTB9V8NGR2TW082_26tag_3Dnyniche-22_26linkCode_3Dxm2_26camp_3D2025_26creative_3D165953_26creativeASIN_3D0786715510?referer=');">Amazonで詳しく見る</a></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html"  onclick="urchinTracker('/outgoing/www.goodpic.com/mt/aws/index.html?referer=');">G-Tools</a></font></td></tr></table>
</p>


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